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乳歯が抜ける。

少し前に、長男の乳歯が抜けた。

9月下旬に、「歯がグラグラする」と言い始めた。まだ長男は4歳だ。ちょっと早すぎるのではないだろうか。

ちょうど歯科検診のタイミングだったので、歯科医の先生に診断してもらう。「ああ、もうすぐ抜けそうですね」とのこと、また時期的には早いが珍しいことではないとのこと。安心した。

始めの頃は、グラグラした乳歯に違和感があったのか、ご飯を食べたがらなかった。無理もない、何か物が当たるとグラつくのだ。僕だって、そんな状態で食事なんかしたくはない。

でも、子どもの適応力というのはさすがで、すぐにグラグラしている状況にも慣れ、ご飯もいつも通り食べてくれるようになった。これは正直ありがたかった。

そして先週、ついに乳歯が抜ける。

長男が「抜けたよー」と、抜けたばかりの乳歯を手に、教えてくれた。

いつもよりグラグラすると話していたけれど(確かに歯磨きをしていても、細心の注意を払わないと抜けそうだった)、まさか、そんな簡単に抜けるとは。

下の前歯。永久歯への生えかわりは、まさにこの辺りから抜け始めるのだという。抜けた乳歯はとても小さく、ああ、こんな小さな歯で、彼は食事を頑張っていたんだなあと感慨深くなった。というか、赤ん坊の頃は、歯さえなくて、妻のおっぱいを吸いながら、ちょっとずつ歯も生え揃ってきたのだよなあ。

妻は喜んでいるのか、驚いているのか、どんな感情になっているのかよく分からず、「乳歯を保管するケースが買いたい!」と話していた。いやあ、そこまでしなくても良いんじゃないか、とやんわり断ったけれど、まあ何が正解なのかは分からない。

これから彼の乳歯はどんどん抜けていくだろう。僕が子どものときは、祖母の家の縁側で、屋根に向けてポーンと乳歯を投げた記憶がある。そのおかげか、今も立派な歯が生えている。

*

彼の保育園では、まだ誰も歯が抜けていないらしい。

早生まれの彼は、誕生日も後ろの方で、なにごとも「1番」を味わいづらい状況にあった。

だから、歯が抜けた翌日は嬉しそうで、誰彼構わず「歯、抜けたよ」と声を掛けていた。(それに優しく応じてくださった保育士さんやママ・パパさん本当にありがとう)

その姿は微笑ましく、長男の成長をまたひとつ感じた瞬間でもあった。

今日は行きつけの精肉店で、「来年小学校でしたっけ?」と聞かれた。「来年は年長さんです」と答えたけれど、周りから見れば、それくらいの年齢に見えるのだろう。

まだまだ甘えん坊だ。でも、確実に、少しずつ成長を遂げている。

来年の今頃は、どんな育児日記を書いているだろう。彼の成長に負けじと、僕も日々をしっかり生きることにしよう。

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