自分で、自分の育て方を学んでいく(宇多田ヒカル)
4月10日、宇多田ヒカルさんがベストアルバム「SCIENCE FICTION」をリリースした。
メディア出演もあり、いくつかの番組をチェックした中で、「NHK MUSIC SPECIAL」でのファンとのやりとりがとても良かった。
僕が印象に残ったのは、不安への向き合い方のこと。
質問したのは20代で美容師になったばかりの女性。「新社会人になって不安が出てきた。落ち込むこともあるが、どんなふうにモチベーションを上げたら良いか。どうしても自分は他人と比べてしまう」という悩みを抱えていた。
宇多田さんの回答は、こんな感じ。
目新しい回答ではない。
不安や悩みがあり、その状況を打破しようともがいた先に突破口が開ける。それは宇多田さんのような超一流のプロフェッショナルでなくても、多かれ少なかれ共有できる回答だ。
僕が良いなと思ったのは、「自分の育て方は人それぞれ違う。どう育てるかゆっくり学んでいけばいい」というものだ。ストレス解消とか、短期的に不安と付き合っていくのでなく、「自分で自分を育てていく」というスタンスが大事だなあと共感したのだ。
不安とか迷いのない人生なんて、面白くない。頭で分かっていても、不安や迷いが消えるわけではない。ましてや精神論で何とかしようなんて愚の骨頂である。(いや、人によっては精神論で何とかすることが最適解なのかもしれないが)
どのように、僕は僕を育てていけるだろう。「子育て」と同じように、時には自分自身に向き合って「自分を育てる」ことに重きを置いていかなくては。
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