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仕事の振り返り(2021年11月27日)

祝日もあり、今週もあっという間に過ぎてしまいました。

朝晩の寒さも厳しくなり、秋から冬への移行を体感しつつあります。

ちょうど2週間前に、事業計画書のプレゼンの機会がありました。マザーハウス副社長の山崎さん、鎌倉投信 投資事業部長・江口さんの指南を2ヶ月間受け続けてきました。

改めて僕が学んだのは「事業計画が完成することはない」。仮説検証を繰り返して、グリグリと事業をブラッシュアップさせていくことだと思います。

事業計画は机上の空論と揶揄されることもありますが、それは事業計画書を作って満足してしまうからだと思います。アジャイル的な発想が大事で、完成したその瞬間から陳腐化すると思った方が良い。なのでお客さんやユーザー、取引先の皆さんと対話を重ねることで、どんどん事業計画もアップデートしていく。それが結果としてプロダクトやサービスも質向上が図れます。そのプロセスを踏み続けることで、ビジネス思考も進化していくんだろうなと。

まだ具体的なプロジェクトは明けせませんが(契約も未だですし)、今週は少しおおきめな進捗もありました。お世辞にも計画通りの結果とは言えません。予期せぬ幸運があったのも事実です。

ですが、そういった幸運も味方につけながら、一歩ずつ、会社の実績を積み重ねていけたらと思います。

ということで、今週の振り返りをします。

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1週間の振り返り

11/22(月):
資料提出、打ち合わせ、取材と盛りだくさんな1日でした。

取材が楽しかったなあ。編集の仕事、もっと増やしていきたいです。(note読んでくださっている方で、編集関連の仕事お持ちでしたら、DM経由でぜひお声掛けください!)

11/23(祝):
祝日ということで、1泊2日で家族旅行へ。

PCは持参したのですが、全く開きませんでした。久しぶりに、のんびりした日を過ごしました。

11/24(水):
この日もほぼ旅行で外出していました。帰ってからWebサイト「ふつうごと」で、松金里佳さんのエッセイを公開しました。3回目のエッセイは、松任谷由実さんの名曲「守ってあげたい」をベースに。

「'Cause I love you(だって好きだから)」と言えることの大切さ。今回もハッとする切り口で、松金さんらしい素晴らしいテキストでした。

11/25(木):
まだ仮ですが、12月に、とあるプロジェクトに参加することになりました。他社が主体のプロジェクトですが、久しぶりにチームで仕事ができることにワクワクしています。

社会性の高く、アウトカムとして振り幅が大きくなりそうな仕事です。難易度は高いですが、持てる力の全てを発揮できるよう、準備もしっかり行ないつつ臨みたいと思っています。

11/26(金):
Webサイト「ふつうごと」で青木優莉さんの記事を公開しました。

株式会社アソボットのディレクター、そして株式会社銭湯ぐらしのEC事業立ち上げを担当している優莉さん。「その1」では、彼女が社会人に至るまでを記事にしています。

今のところ記事では、あまり世間的には知られていない人を取り上げています(もちろんそれぞれプロフェッショナルとして、業界で活躍しているわけですが)。「知らない」人なので、丁寧にロジックを組み上げ、ある程度のテクニックを駆使しないと、読み手が価値を感じられずに終わってしまいます。

例えば、僕が星野源さんを取材し、記事にできたら、その時点で多くの人にとって読む動機となります(読み終わった後で、それが読み手の価値になるかは分かりませんが)。それは星野源さんを多くの人が知っていて、星野源さんに興味を持つ人が多いからです。「知っている」だけで、読む理由になるわけです。

「知らない」人を、読み手が読みたいと思うのか。一朝一夕では、そういう状態に読み手を誘うことは難しいと思っています。もちろん全力は尽くします。ですがWebサイトの運営を長く続け「このサイトの記事だったら読んでも良いかな」という信頼を読み手との間で作ることが何より大事なわけで

そういった信頼に繋がる、ひとつの「きっかけ」になり得るような言葉を紡ぎ、届けることができたなと実感しています。もちろん優莉さんの人格もあるわけですが。ひとりでも多くの方に読まれると良いなと思っています。(月曜日には「その2」も公開します)

Keep(良かったこと、今後も続けること)

今週はあまり良かったことがありませんでした。

Problem(悪かったこと、今後はやめること)

先週に比べて、仕事の始動がやや遅れることが多かったです。

少し寒くなったせいか、夜中の変な時間に目が覚めてしまい、再度寝付くのに時間がかかり、結果的に生活リズムを崩してしまうという感じでした。

理想は、仕事を9:15頃からスタートさせること。朝が早ければ早いほど、仕事が効率的に進みます。早寝早起き、規則正しい生活で仕事に臨めるよう頑張ります。

Try(次に挑戦すること)

来週は何社かアポイントを取ってみようと思います。

コロナ禍でなかなか会えずにいたので、挨拶も兼ねて、直接対面にて近況報告できればなと。

それがきっかけとなって仕事に繋がる、ということもあるかもしれませんが、そこはあまり期待せず。「こういうことに悩んでる / 困っている」というようなことを聞き出しつつ、仕事の可能性みたいなものを見出せたら良いなと思います。

実際、最近取材で直接顔合わせすることが増えているのですが、そこで得られる情報ってめちゃくちゃ多いです。今までリモート中心の仕事で不便さは感じていなかったのですが、対面でコミュニケーションして初めて「コロナ禍で失ったこと」に気付いたような気がします。

月初の課題に対して

月初の課題は、

・新規案件を増やす
・会社のホームページを作る
・Facebookで起業の報告をする

になります。ホームページ公開は月内には難しそうです。新規案件は確定ではないですが、前述の通りプロジェクト参加はほぼ決まっているので達成で良いかなと。

起業報告も早めにしたい!またそろそろ12月の目標も決めたいと思います。

学び、辛み

仕事にはある程度の型があります。

例えば営業資料。ゼロから作る必要はなく、だいたい何をどんな順番でスライドを構成すれば良いか決まっています。

だけど、時々そういったことを忘れて、無意味に自分の内側のクリエイティビティに頼ろうとすることがあります。その能力は敢えて低いとは卑下しませんが、何でもかんでもゼロから生み出す必要はありません。

何事も「まずは型に頼る」ことを前提としつつ、肝心要の部分(企画や提案の骨子)に時間を割くようにすることを心掛けたいと思います。

まとめ

先週「本を読む気になれない」という話をしました。

今週前半も同じような感覚でしたが、ちょっとずつ読書を再開しています。今読んでいるのは、景山洋平さんの『「問い」から始まる哲学入門』。「問い」というのは会社の大切なキーワード。難解なイメージがあり、なかなか触れられていなかったハイデガーの言説が結構紹介されているのですが、出発点がソフトかつ身近なテーマで、非常に読んでいてしっくりきます。

「読まねば」でなく「読みたい」という気持ちが、今の僕には重要なようです。義務感や使命感でなく、自分の感情に忠実になって本を手に取りたいと思います。(来週はきっと、読書ラジオも更新できるはず!)

おまけ:「成長可能性に関する説明資料」の雑感

今週読んだ資料は、株式会社ラストワンマイルです。直近で公開された「成長可能性に関する説明資料」ということでピックアップしてみました。

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・株式会社ラストワンマイル(2021年11月24日)

代表・清水望さんの代表メッセージには「テクノロジーが過去に例を見ないスピードで進化して」いるが「(個人や企業が手に入れる事の出来る情報量も飛躍的に多くなりつつ)今後も世の中に溢れかえるサービスや情報を最適な形でお客様に届ける営業や物流の価値は、日本では低く見られてしまう側面もある」と記載されています。

引っ越しなどに伴う面倒な事務手続き(電気、ガス、インターネットなど合計100を超えるサービス)を、まるっと代行して手続きをしてくれるようです。とておアナログだけど、確実にユーザーの利便性を高めてくれるサービスを展開している会社です。

(会社名は「ラストワンマイル」と横文字でクールな感じですが、サービス名は「まるっと」という手近なイメージを想起させるようなネーミングになっています。2018年に会社名変更がなされているようですが、個人的には「まるっと株式会社」みたいにしても良いかな〜なんて思いますが)

引っ越しだけの費用でなく、引っ越し後も継続して決済等も代行してくれるため、手数料も含めた継続的なストック売上が可能になります。スイッチするのも面倒ですし、一度契約すればLTVが期待できるビジネスモデルです。BtoCのチャーンレート(解約率)は業界平均3〜10%ということですが、ラストワンマイルのチャーンレートは1.7%と低く抑えられています。

そして強みは営業力のようです。代表・清水さんは光通信の出身。採用ページにも「ラストワンマイルでは完全実力主義を取り入れており、昇降格・昇降給基準を明確化しているため入社半年で10人前後規模の部署のチームリーダーに任命されることも」とあります。営業利益は5,758万(売上高は72億円)、従業員数は307人ですから一人あたり18万円という感じです。とても堅調ですね。

現在の主要な販売チャンネルは不動産企業、管理会社の紹介だそうです。資料の中には、成長戦略として「販売チャンネル拡充」としてデジタルマーケティング強化を掲げています。

個人的に一番勉強になったのはターゲットを含む、ステークホルダーが明確であること。今後は全国の年間移動世帯(220万世帯)に対して50%のシェア獲得を目指すと書いてありました。

闇雲に販路を広げていくのでなく、しっかり絞った上で勝ち筋を見つけたところが成長の秘訣だと理解しています。全方位に気持ちが移りがちな自分にとって、自戒せねばと学びになりました。

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