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立川談春独演会2024

生まれて初めて、お金を払ってプロの落語を見る。

知人にチケットを譲っていただき、芸歴40周年を記念した「立川談春独演会」に足を運んだ。有楽町朝日ホールは満員で、年齢層は高めだけれど、ちらほら若い世代もいるような感じ。

「今日は笑うところないんだけどね」と、演目が始まる前にことわりを入れる談春さん。この日の演目は「景清」「妲己だっきのお百」のふたつ。あえて何も予習していなかったので、どういうこと?という感じだったけれど、終わってから納得。しかし後半の「妲己のお百」は圧巻だった。

「妲己のお百」には、そこそこ登場人物が多い。役割を見事に演じ分けながら、そして現実とフィクションの間を揺らぎながら、観客を舞台に釘付けにする。終盤にかけてギアが何度もグッと入れられ、「これ、最後どうなるんだ……」とハラハラするほどだった。

舞台からまあまあ離れた場所の席だったので、ある程度、他のお客さんも含めて俯瞰するような形での鑑賞になるかなと思っていた。なんのその、距離なんて関係なく、立川談春さんの噺に夢中になっていた。

また、他の演目も聴いてみたい。手持ちのお金がなかったので、別公演のチケットは買えなかったのが無念(会場で、現金のみ受付のチケット販売を行なっていた)。

遠くない将来、また落語を浴びに行こう。

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