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「地域とは何か」を考える

『地域をまわって考えたこと』を読んで。

『地域をまわって考えたこと』
小熊英二 著
東京書籍 (2019.06.15)

著者 小熊英二さんが
移住希望者向けの雑誌
『TURNS』(第一プログレス)に連載したものをマトメて単行本にされたました。

序章と最終章は、書き下ろし。

【ブックレビュー】
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81220/

▶ 地域を知るための視点
行政圏と経済圏
地形と集合意識
神社と寺
そこに居る(住んでいる)人について

▶地域をまわって
福井県鯖江市
東京都檜原村
群馬県南牧村
静岡県熱海市
宮城県石巻市
東京都板橋区 高島平団地

▶ 戦後 日本における地域
地域とは何か
地域は何故 存在するのか

【「地域振興」の目標とは? 】
「かつての賑わいを取り戻す」と云う発想には限界がある。
こうした発想では、人口が その地域のピーク時と比較して、どれだけ減ったか?横這いか?微増か?がベースになるからです。

▶ 地域社会とは、その地域単独で動くのではなく、日本社会あるいは国際社会の「ヒト・モノ・カネ」の流れにより左右されます。

【地域振興の目標】
基本的には「他から必要とされる地域」

pp.170〜177.

2019.12.29