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『100分de名著』

はじめに

NHK『100分de名著』のプロデューサー 秋満吉彦さんが選んだ巻末付録「名著ブックリスト」より。

『名著の読み方』
秋満吉彦 著
Discover (2022.07.25.)

本を読む準備

いきなり買わずに、図書館で借りる。
吟味してから購入する。
読み切る事が出来る本を選ぶ。
面白いと思う部分を見つける。
読書の時間を確保し、習慣づける。
「まだ こんなにある」と残りページばかりに気を取られていたら「読み切れない」と、心が折れる。
目の前のページのことだけを考え読み進めると、ある日 結構なページ数が読めていた事に気付く。

本を汚す

気づいた部分に どんどん線を引いたり、囲ったり、書き込みをする。

「どう読み、どう思ったか。を残す」
大事なところ
気になるところ
理解出来ない箇所 
時に飛ばし読み

本と対話する

名著の理解は「問い」から
「問い」の答えは、自分なりの答え
例) 『走れメロス』の主人公は、誰?
メロス セリヌンティウス 王様

本に委ねる

「情報」と「物語」
「分らない」と「解らない」
書評などの「フィルター」越しの読書をやめる

読み終わった本との向き合い方

『モモ』はファンタジーだけど、だからといって自分達とは関係のない、別世界の物語ではない。
書評を読む習慣を身に付ける
誰かに語る
本棚を編集する
この本とこの本、こう云うテーマで繋がってるんじゃないか?
一度 読んだ本を寝かせて、あらためて読み返すと、新しい発見があることがある。

巻末付録 名著ブックリストより

世界文学
『星の王寺さま』サン=テグジュペリ
『変身』カフカ
『人は何で生きるか』トルストイ
『老人と海』ヘミングウェイ
『クリスマス•キャロル』ディケンズ

日本文学
『三四郎』夏目漱石
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
『春琴抄』谷崎潤一郎
『走れメロス』太宰治
『壁』安部公房

世界の哲学•思想
『幸福論』アラン
『夜と霧』ヴィクトール•E•フランクル
『愛するということ』エーリッヒ•フロム
『実存主義とは何か』サルトル
『方法序説』デカルト

日本の哲学•思想
『茶の本』岡倉天心
『代表的日本人』内村鑑三
『人生論ノート』三木清
『生きがいについて』神谷美恵子
『ユング心理学入門』河合隼雄

その他
レヴィ=ストロース『月の裏側』
ガンディー『獄中からの手紙』
ミヒャエル・エンデ『モモ』
『荘子』
『歎異抄』

【NHK「100分de名著」アーカイブ】

【読了】『名著の読み方』

2023.05.16.