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『企業経営の教科書』を読む ①

『企業経営の教科書』遠藤 功 著
日経文庫 (2021.01.15.)

はじめに

2005年の『企業経営入門』
2014年の『ざっくりわかる企業経営のしくみ』

時流に即して3回目のリューアル版
目先のことに終始し、全体の流れを見失わないためにも、読んでみる。

冒頭に、経営は「常」と「変」とある。

経営の「常」と「変」


三現主義
現場・現物・現実 pp.46〜47.

経営理念
経営理念は「なぜこの企業が存在するのか」と云う基本的な考え方、企業活動の拠りどころを明文化したもの。p.52

ビジョン:より具体的な「あるべき姿」「到達したい将来像」を示す。p.54

組織の価値観と存在意義
行動規範:トヨタ「改善」セブンイレブン「仮説と検証」
花王「花王らしさ」:使命 ビジョン 基本となる価値観 行動規範
pp.55〜57.

パーパス:purposes
ビジネスシーンでは「何のためにこの会社があるのか」という、企業の最も根本的な存在意義や究極的な目的、全体の指針を指す。pp.58〜60

バックキャスティング
V:Volatility (不安定性)
U:Uncertainty (不確実性)
C:Complexity (複雑性)
A:Ambiguity (曖昧模糊)
pp.61〜64.

戦略のマネージメント

戦略:strategy 選択と集中
戦場を明確に
ポートフォリオ
戦術:tactics

顧客との継続的な関係を築く
所有から利用へ
安定的な収益を確保すり
pp.67〜111.

マーケティング


4つのステップ
1) マーケット•セグメンテーション
切り口 過度に細分化しない

2) ターゲティング
イノベーター (革新者)
オピニオンリーダー (初期少数採用者)
アーリーアダプター (初期多数採用者)
フォロワー (後期多数採用者)
ラガード (保守固執者)

3) マーケティング•ミックス
P:Product (製品) ↔ 価値 Value
P:Price (価格) ↔ 負担 Cost
P:Place (流通/物流/販路) ↔ 利便 (Convenience)
P:Promotion (販売促進) ↔ コミュニケーション (Communication)

【参考】
4P (製品・価格・物流・販促)
4C (共創・通貨・活性化・会話)
5A (認知・訴求・調査・行動・推奨)

4) 実行と評価
P:PLAN
D:DO
C:CHECK
A:ACTION

マーケティングの進化
▶ 
マーケティング1.0 (1900〜1960年代) 製品志向
▶ マーケティング2.0 (1970〜1980年代) 顧客志向
▶ マーケティング3.0 (1990〜2000年代) 環境・社会志向
▶ マーケティング4.0 (2010〜) 喜び・経験・エンゲージメント「わおっ!!」
pp.114〜164.

【続く】
組織・人材・資金・オペレーション・DX.の項

2022.05.18.

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