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『菊と刀』 ②

『菊と刀』
なぜ「菊」と「刀」なのか?

『菊と刀』ルース•ベネディクト
長谷川松治 訳
講談社学術文庫 (2005.05.10.)

【著者ルース•ベネディクトについて】

著者ルース•ベネディクトは、第二次世界大戦中の1944年6月に日本人がどんな国民であるかと云う事を解明するために日本研究の仕事を委嘱されていた。

▶ 菊(美を愛好し 菊づくりに秘術を尽くす)
▶ 刀
(刀を崇拝する) 

この「理解する」ことと「押し通すこと」の二つの矛盾が日本に関する書物の縦糸と横糸になるのである。
p.12

礼儀正しい 頑固 順応性に富む
忠実 不忠実
勇敢 臆病
保守 新し好き

【Point】
自分の行動を、他人がどう思うか?恐ろしく気にかける。
「恥じる」
pp.12〜13.

【第一章〜第八章】

【第九章より】

「人情」 
日本人の好むもの
「入浴(温浴)」「睡眠」「食の楽しみ」
「許しうる人情」
第九章 pp.217〜237.

【第十章より】

「徳」
日本人の人生観
忠・考・義理・仁・人情
義理と人情
義理と義務
忠と考
これらの葛藤 
p.242
第十章 pp.238〜278.

【第十一章より】

「修養」
どんなに自分の欲望を抑制しても
日本人の他人への奉仕の背後にある強制力
「練達」
「相互義務」
アメリカ:受けた価値に対する返礼
第十一章 pp.279〜308.

【第十二章より】

「子供は学ぶ」
幼児期:幼児期を過ぎ、幼少期になると「こうあるべき」と云う拘束が増してゆく
壮年期:恥や外聞に煩わさない(自由)
第十二章 pp.309〜364.

【第十三章より】 

「降伏後の日本」 
日本降伏当時重要問題は「日本をいかなる性質の占領を行なうべきか」と云うことであった。p.365
日本国人民を欺瞞し、これを導いて世界征服の挙に出るような過誤を犯せた権力および勢力は、永久に除去されなければならない。
マッカーサー元帥への日本国民の全面的支援を得る。p.366
【以下引用】
日本では、古来より、天皇陛下が、そのご意思を国民の意思としてこられた。
これこそが、明治憲法の精神である。
欧米は「自由・平等」の考え方の基に戦った。
日本は「自由と尊厳を守るため」戦った。
そして、敗れた。
日本にとって敗北は屈辱ではない。
嘲笑されたり、侮られたり、軽んじられたり、不名誉なことを強要されるとき、屈辱を受ける。
恥をかかされたと確信した時、日本人にとっては報復が美徳となる。
第十三章 pp.365〜388.

【評価と批判】(略)

評価と批判 pp.389〜414.

『菊と刀』ルース•ベネディクト
長谷川松治 訳
講談社学術文庫 (2005.05.10.)

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