『孤立する都市、つながる街』
『孤立する都市、つながる街』
和井美樹 編著
全労済協会「つながり暮らし研究会」編
日本経済新聞出版社 (2019.10.04)
【全労済協会】
「つながり暮らし研究会」
https://www.zenrosaikyokai.or.jp/thinktank/research/each_research/worker07/
【コンテンツ】
誰も助けてくれない都市(まち)
経済優先の "まちづくり" から、「つながり助け合い」「分かち合い」の "まちづくり" へ。
▷ 社会から疎外される若者
▷ 支援なき子育て
▷ 孤独な高齢者
▷ 最近 問題になっている 車中生活者
など行政の制度では支えられにくい社会的孤立
密な人間関係を持つ農山村と比べ、まち(街・都市)は 本当に自由だろうか!?
特定の人々を偏見で排除するのではなく、キチンと向き合っていく。
問題提起から入っています。
問題提起
「生きづらい都市」への挑戦
見たくない現実から目をそらすのではなく、ましてや対立するのでなく、ネガティブな現実から新しい価値(価値観)を生み出す取り組みを始めなければならない。
そのスタートが "対話" であると考えています。
(本文より)
「孤立する都市」で何ができるのか
▷ 一瞬で滑り落ちる若者たち
▷ 孤独な都市の子育て
▷ SOSが出せない無縁コミュニティ
「つながり」を創出するために、何を考えるか
▷ 閉じて固まった地域を開く
▷ 当事者意識が薄い人々を変えられるのか
▷ 複雑で不確実な地域課題に挑む
直面する3つの課題
▷ 公設寄付金市場
▷ 暗号通貨
▷ 地方庁
終章
「つながるまちへ」
社会創造資本が都市を変える
都市の新たな居場所づくり
多少なりともデザイン性が高く、人を呼ぶ場所もあったら良い。
企業などの営利セクターと、非営利セクターの活動が連携し合う仕組み。
そうした取り組みを 行政が支援したり、認定する工夫が必要になってくる。
【ブックレビュー】
https://www.nikkeibook.com/item-detail/17673
【主な関連図書】
『社会的共通資本』宇沢弘文
岩波新書 (1999)
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b268515.html
『おひとりさまの老後』上野千鶴子
文藝春秋 (2011)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167801625
『ひとり空間の都市論』南後由和
ちくま新書 (2018)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480071071/
2020.01.15