喧嘩をしない方法
最近、パートナーとささいな喧嘩が増えてきた。
喧嘩する気はないのに、いつのまにかしてしまう。
相手が何を考えてるかわからないけど、何か不機嫌だ。
このままの頻度で喧嘩が続くと、相手の事を嫌いになってしまいそう。
このnoteは、そんな悩みを抱えるみなさんに送るnoteです。
初めはあんなに上手くいっていたのに…僕の恋愛もいつもそうでした。同じコミュニティの人と付き合っていた時、お世辞かもしれませんが、「とりわささんカップルの関係って理想的ですよね!」とコミュニティ内のメンバーの何人かから言われた事もあります。しかし、その裏では、次第に不機嫌になっていく彼女の姿がありました。
このnoteでは、「なぜ喧嘩は起こるのか」に焦点を当て、その対策までお伝えしています。
ぜひ、パートナーにも見せてあげてください。
パートナーから「興味ない。」と拒絶され、関係が破綻してしまう前に。
1.喧嘩の原因は2つ、守る時と奪う時
まずはみなさんに謝罪をしなければなりません。
突然何かといいますと、このnoteでも解決できない喧嘩があります。それは相手が明らかに悪意を持って「攻撃をしに来ている状態」の時です。
例えば、いじめや圧迫面接、スケールを大きくすると戦争を仕掛ける側、などです。特徴としては明確な悪意・目的を持ってこちらから何かを「奪おう」としている状態です。
この手の喧嘩にはこちらからの対処のしようはありません。すぐに逃げるか、応戦しましょう。
対して、このnoteで取り扱うのは「相手から何かを守ろうとして生まれる喧嘩」です。
イメージとしては自分のテリトリーに侵入してくる敵を追い払う、といったところです。
2.人はそれぞれ自分だけの「心の形」がある
いきなりポエティックですみません。
どういうことかと言うと、人には必ず触れられたくない部分、許せない部分があるということです。俗っぽい言い方だと「〇〇の地雷踏んだ」とか言われたりしますね。
ただ、僕は「もっと細かなレベルで見てますか?」と言いたいです。過去のトラウマや黒歴史、これらはわかりやすいもので、知っていれば普通の人は触れません。
そんなわかりやすいものではなく、例えば包丁とまな板だけは料理後すぐに洗いたいとか、ジーンズだけは裏返して洗いたいとか、要は「変なこだわり」みたいなものと捉えていいでしょう。読んでいるあなたにも1つくらいはありますよね。ちなみにジーンズのこだわりは私のこだわりです笑
人はこの「変なこだわり」を無視されると、1個くらいなら変であることを自覚しているので、目をつむります。ただこれが積み重なると、不思議と怒りだすのです。「これもあれも聞いてくれない!!」と。
人は無視されると、「相手に受け入れられていない」と認識します。これが怒りの原因となるのです。
そしてこの「変なこだわり」は当然、人それぞれ違い、複雑です。そのため冒頭でこれをイメージしやすくするため、「心の形」と読んだのです。
3.「心の形」は誰にもわからない
そろそろ前置きは終わりにして、本題に入ります。喧嘩の原因はこの「心の形」を外側から判断することです。
先ほど、「心の形」は人それぞれ違うことを説明しました。そのためにどうしても人は自分の「心の形」を元に物事を判断します。
「シャツの皺も気にならないみたいだし、靴も脱ぎ散らかしててもいいだろう」
「普段とても仲良くしているし、多少イジってもいいだろう」
「もう付き合って長いし、今日も居酒屋でもいいだろう」
こういった「自分は特に気にしてもいなかったが、相手は気にしていた事」を見逃さないようにしましょう。これが先ほど述べた相手の「心の形」を無視するという行為です。
ただここで間違ってほしくないのは、この行為をするな、ということではないのです。むしろしないことは不可能です。
なぜなら相手は自分とは違う生き物で、違う「心の形」を持っているからです。常日頃からこういった、「人は知らず知らずのうちに、相手の心の形を無視している」という認識を持つことが重要です。
つまりは人と人とが関われば関わるほど、相手の心の形を無視する事=喧嘩の種は増えていくのです。困った事になりますが、これはどうしようもないのです。どうしたらよいのかは次の章で解説します。
4.お互いの「心の形」を伝え、理解する努力をする
前の章では喧嘩の原因は「相手の心の形を無視すること」と伝えました。ではこれをどう解決すればいいのでしょうか。相手の心の形に触れないよう、怯えて生きなければならないのでしょうか。そんなうわべだけの解決は、長期的な関係をもたらせません。
真の解決方法は、「もし自分の心の形に触れるような事があったら、相手に伝える」ということです。
ここでポイントなのが、
・どんな些細なことでも伝える
・決して怒らず、丁寧に伝える
・伝えられた側は素直に謝る
この3点です。
まずは1点目ですが、「このくらいなら自分が我慢すればいいや」と思ったことでも、相手に伝えてください。
これは細かな自分の心の形を伝える意味もありますが、「お互いに言い合える環境を作る」意味の方が大きいです。「小さな事を我慢していたために、大きな事を言いだしにくくなった」というパターンはよくある話ではないでしょうか。
伝える側もそうですが、伝えられる側が「ある日突然文句を言われて、反応に困る」ということも防ぎます。「文句」ではなく「解決すべき2人の問題」と捉えられるよう、お互いに伝える努力をしましょう。
2点目ですが、自分の嫌なことをされて腹が立つのはわかりますが、怒っても相手はなぜ自分が怒られているのか理解していません。
なぜなら相手の心の形がわからないからです。
例えるとルールも知らないのにスポーツをさせられ、反則だ、退場しろ、と言われたような感じです。
さすがにこれはあんまりではないでしょうか。なので1回目は嫌だったこと、次回からこうしてほしいことを丁寧に相手に伝えましょう。
3点目は簡単なことです。いくらわからなかったとはいえ、相手を嫌な気持ちにしているのですから、素直に謝り、次回から直すことを伝えましょう。
ここで大事なのはどちらが悪いということはないことです。
このようにして、互いの心の形を理解していく努力をしましょう。
そうすれば喧嘩の種は減っていくはずです。
5.「心の形」は常に変化する
ここまでを読んでみてどうでしょうか。「意外と簡単だな」と思った方も多いのではないでしょうか。
そうなのです。基本は「伝え、理解する」この繰り返しになります。
しかし、一つ落とし穴があります。「心の形」は常に変化するものなのです。極端に言えば、昨日の「心の形」と今日の「心の形」は違うかもしれない。明日になればまた違うかもしれない。
つまりは、「伝え、理解する努力」を継続して行う必要があります。
「もう一緒にいて長いし、大丈夫だろう」
この考えは間違いです。
ではどのような時に「心の形」は変化するのでしょうか。
まずは相手自身に原因がある場合です。
例えば、体調不良。
「普段通り洗濯物を出しっぱなしにしてたら、なぜか今日だけ怒られた」
こんな経験あるのではないでしょうか。
つまりは「相手のキャパが小さくなっている」時です。
他には仕事が忙しい、妊娠、何か大きなショックを受ける出来事の直後、などが考えられます。
次に二人の関係性が変化した場合です。
「ただの彼氏彼女から、結婚を意識するようになった」
「子供が生まれ、親になった」
こういった時には、お互いが相手に求める理想像のずれで、喧嘩が増える傾向があります。
最後は、2人を取り巻く環境が変化したときです。
「同棲を始めた」
「遠距離になった」
「転職して、在宅勤務になった」
このような場合は、今まで見えていなかった相手の「心の形」が突然現れてくるので注意が必要です。
上記であげたような、「心の形」が変化するタイミングをないがしろにし、今まで通りの接し方をしていると、知らず知らずのうちに喧嘩が増えていきます。
これらのタイミングではいつも以上に自分のことを伝え、相手のことを理解する努力をしましょう。
6.さいごに
いかがだったでしょうか。ここまで読んできて気づかれたかもしれませんが、実はタイトルの「喧嘩をしない方法」というのは存在しません。
正しくは「関係が破綻するほどの喧嘩をしない方法」かもしれません。
逆にまったく喧嘩をしないのは危ないのです。
ただ喧嘩をするときはなるべく丁寧に伝え、相手を理解する喧嘩をしましょう。
いつまでも互いのよい関係のために。
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