とある夏の日の自宅待機

私は今、自宅待機中だ。一緒に働いていた人がコロナウイルスにかかってしまい、、私はたまたま休憩がその人の隣りだった為に自宅待機を余儀なくされた。

今日で三日目。外に出てはダメだとは厳しい制限をしてくれる。こんなに天気がいいのに自宅待機。自宅待機と言いながら今日はPCR検査をしてきた。外出してもいいと許された。こんな外に出るのが嬉しいことは中々ない。外がこんなに眩しいことを感じたことも中々ない。

ところでPCR検査、当然初めてだ。インフルエンザとは違って唾液でやるとのこと。唾液って・・・。マジ?保健所から連絡があり指定の病院に行き、宇宙服みたいな防護服を着た看護師らに迎えられた。説明は簡単に済ませ、入れ物を渡される。

「ん?なんだ?理科の授業で使ったことのあるフラスコみたいな形だぞ!0~50ccまで入るようだが、唾液がこんなに出るのか?」

こんなことを思いながらひとまず梅干を思い出しながら唾液を出してみる。

「う〜ん。出ない。」

困っていたら、フラスコからの理科つながりで、なんかの実験でアゴのエラの下あたりを指でグリグリやると唾液が出すってのを思い出し、

「これだ!おー、出るぞ出るぞ(笑)」

しかし3分間くらいの時間しかないので、そんな唾液は出せれなかった。

5ccしか出なかったが、仕方ない。グリグリやらなかったらもっと少なかった。

明日結果が出るが、どうか陰性でありますように。

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