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1503「The Amazing Bud Powell vol.1/ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1」

ナレーターの堀川輝幸と申します。
ジャスを深めたい!と視聴記録をnoteにまとめてみることにしました。
まずは基本中の基本、ブルーノート1500番台100枚を1日1枚聴いてUPするチャレンジ中です。

3枚目は1503「The Amazing Bud Powell vol.1/ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1」(1951)

自分の1番好きなジャズピアニスト、バド・パウエル。
ビル・エヴァンスに比べると、いい具合で音が太いところが好きです。あと音がポジティブで聞いてると自然に身体がノッてくるところですね。ノリが好きなんですかね?

バド・パウエル(Bud Powell、1924年9月27日 - 1966年7月31日)は、アメリカのジャズピアニストで、ビバップスタイルの重要な創始者の一人です。彼はチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーとともに、1940年代から1950年代にかけてビバップを発展させ、その複雑なハーモニーと速いテンポの演奏で知られています。

曲順(12インチ版)
1 ウン・ポコ・ローコ(テイク1)
2 ウン・ポコ・ローコ(テイク2)
3 ウン・ポコ・ローコ
4 異教徒たちの踊り
5 52丁目のテーマ
6 イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー
7 チュニジアの夜(別テイク)
8 チュニジアの夜
9 ウェイル
10 オーニソロジー
11 バウンシング・ウィズ・バド
12 パリジャン・ソロフェア

メンバー
1949年8月9日録音(A-4,5、B-3,4,5)
バド・パウエル - ピアノ
ファッツ・ナヴァロ - トランペット(ただしB-4には不参加)
ソニー・ロリンズ - テナー・サックス(ただしB-4には不参加)
トミー・ポッター - ベース
ロイ・ヘインズ - ドラムス

1951年5月1日録音(A-1,2,3,6、B-1,2,6)
バド・パウエル - ピアノ
カーリー・ラッセル - ベース(ただしA-6には不参加)
マックス・ローチ - ドラムス(ただしA-6には不参加)

10インチ版と12インチ版で曲構成異なるようです。

バド・パウエルの功績について、このような文章を見つけました。

バップ奏法とは、大雑把に言えば、曲の持つメロディーに規制されることなく、コードに従うギリギリの構成音(一歩間違えれば音楽を壊す「テンション」など)を自由に使い、過去にない優れたフレーズをアドリブ演奏してリスナーを唸らせるものです。
当初この自由なアドリブ演奏は、トランペットやサックスなどの管楽器によって行われ、ギター・ピアノ・ベースといったリズム楽器が従順にコードを伴奏することで成立していましたが、これを壊してピアノによるバップ奏法を創造したのがバド・パウエルです。バド・パウエルは左手でコードを最小限に表現する一方で、管楽器が行っていたアドリブを右手で演奏しました。ここに、管楽器は必ずしもジャズ演奏に不可欠な楽器ではなくなり、ピアノ・ベース・ドラムスで構成されるピアノ・トリオという新しい演奏スタイルが誕生したのです。

まさにジャズ新時代を作る礎として存在するのがバド・パウエルなのですね。
素晴らしいアーティストです。

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