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スループットのすすめ

週末はたまっていたブックマークや記事を読んだり、いろんな情報をインプットすることも多い。
そんなときには、インプットとアウトプットの間には「腹落ち」が必要だよねという話です。

情報のインプットが大事だといって、どんどん新しい情報を仕入れてきて、ものすごい量の情報をシェアしている人がいるが、これはいいことなんだろうか?

あまりにも多くの情報を取り入れすぎていることも問題だけど、最大の問題は情報自体を右から左に流れていってしまってほとんどその人の身になっていないのでは。

そこでお勧めなのは、スループットという手法

スループットとは本来は「一定時間にどれくらいのデータを処理できるか」という意味で、一般的には通信関係などで使われる用語なのだけど、ここで言う「スループット(throughput)」とは、「through(を通して)」と「input(入力する)」を組み合わせた言葉で、「外部から取り込んだ知識をしっかりと理解して定着させる」という意味で使っている。

平たく言えば「腹落ちさせる」ということ。

この作業をせずに情報だけを取り込んでシェアするだけでは情報があなたの上を滑っていく。情報は一度自分のフィルターを通して言語化することで、自分の血肉となる。

チャートで表現するとこんな感じ。

具体的には情報のポイントをメモしてシェアするのがおすすめ。
「この記事は何を言いたかったのか」「このコンテンツの面白いところはどこなのか」「このレストランでよかったところはどこなのか」そんなエッセンスを認識できれば、その情報はあなたのものになる。

もちろん全ての情報をサマライズするのも大変だし、そんな時間がない場合もあるだろう。
ネットで見つけた面白い記事であれば、「興味のあるポイント」を引用して「自分の感じたこと・考えたこと」を一言添えてシェアするだけで十分。
これだけの情報を付加するだけでもあなたの中に染み込むレベルはかなり変わってくるはず。
実際にそうやって手を動かすことで脳が刺激され、記憶への定着も高まる。

自分の中を一度通して(through)インプットする、スループットの習慣を始めてみましょう。

みたいなことをこちらの本に書いてます。

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