【Tips01】学習ロードマップを描く
あなたがプログラミングの学習を始める理由は何でしょうか? 例えば、
自分のアイデアをプログラミングで実現したいと考えているのかもしれませ
ん。あるいは、新しいスキルを普段の仕事や副業、転職に役立てたいと考え
ているのかもしれません。
これまで仕事で「ExcelやPowerPointでこんな資料が作りたい」と思って、
使い方を調べたり学んだりした経験はありませんか? そのように具体的な
目標を持って学ぶことで、実用的なスキルを身に付けることができたはずで
す。 プログラミングも同じで、スキルをどう活用したいかという明確な目
標が必要です。明確な目標を持つことで、学んだ内容を「どのように活用す
るか?」という視点で考え続けるようになり、キャリアを強化するツールと
して使えるようになります。
目標を明確にしてロードマップをパーソナライズする
目標を定めたら、その道のりを明確にすると学習の成功確率が高まります。旅をする際に地図が役立つように、目的地に向けてどう進むべきかの計画、つまり学習ロードマップが重要です。しかし、プログラミングを始める段階で、これからどのような学習内容が待ち構えているのかをイメージしてロードマップを作成することは難しいでしょう。そこで、ChatGPTを利用してロードマップを作成してみましょう。
ここでは例として、「Pythonを学んで、AIを使ったサービスを作りたい」という目標を設定し、「その学習ロードマップを作成してください」とChatGPTに依頼しました。
加えて、わかりやすい回答をもらうために「プログラミング初心者にもわかりやすい言葉で作成してください」と依頼しました。このような指示を加えることで、初心者向けの丁寧な回答を作成してくれる可能性が高まります。
ChatGPTはこの指示を受けて、段階的な学習ステップを提示してくれました。どの段階でどのような内容を学んでいくのかが示されています。すでに使っている教材があれば、掲載されている学習項目と見比べると、学習すべき全体像に対してその教材でカバーできる範囲などがわかり、このロードマップをさらに役立てることができます。
よりよい学習ロードマップを引き出すポイントは、目標の明確さです。目標をしっかり設定することで計画が具体的になります。逆に目標がぼんやりしていると、何をどのように学ぶべきかも不明確になってしまいます。また、利用可能な学習時間、目標達成の期限、好む学習方法などを伝えることで、よりパーソナライズされたロードマップが得られるでしょう。
学習のつまずきを回避する方法
学習のイメージをつかむという意味で、各ステップにおいてどの部分が難
しいかを把握しておくことも効果的です。ChatGPTに聞いてみましょう。
ここでは「Pythonを学ぶ際、初心者にとって難しいポイントを教えてくだ
さい」と質問して、そのポイントとアドバイスをもらっています。初めて学
ぶ人がとくにつまずきやすい部分は、意外と共通しています。地図上で障害
物を発見したら経路を変えるように、難しいポイントを先に知っておくこと
で効率的に学習を進めることができます。
ロードマップを作りながら学習のステップをイメージすることができれ
ば、スムーズに学習を始めることができます。イメージができないなら、
ChatGPTに追加で質問しましょう。
一方で、最初のロードマップが完璧である必要はありません。学習を進め
るうちに計画が変わることもあります。必要に応じて、再びChatGPTに質
問し、新しいロードマップを作成すればよいだけです。完璧を目指さずにま
ずは学習を始めてみることをお勧めします。
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