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26.一人の人間として対等に接する

こんにちは。ゆーきです。
今日は 一人の人間として対等に接する。をテーマにお話ししたいと思います。

私は直近数年ほど、新卒リクルーターとして、企業の新卒採用のお手伝いをしていました。
この仕事は、最終面接予定の就活生にコンタクトをとり、
内定を受諾してもらうようフォローするものです。
#こんなお仕事もあるんです

年間100名ほど採用する企業の採用チームとして、7名ほどのリクルーターとお仕事をしていました。そこで、チーム内の成績が大きく二極化しました。
ある人は10人以上受諾していただいているリクルーターがいる一方、頑張って2~3人ほどしか受諾してもらえなかったリクルーター。

この明確な違いは、「学生に対する接し方」でした。
以下、あえて成績の出ていた人と出なかった人いうくくりでお話します。

成績が出なかった人が行っていた会話方法が「タメ口」です。
距離を縮めるために場合によっては使っていいものかもしれませんが、
ほとんどの場合、裏目に出ているようでした。
私が学生だったら「なに子ども扱いしてんだよ」となって、すぐ辞退したと思います。
#当時は偉そうは学生だった
タメ口を使う背景はなにより、
「学生扱い」しているという気持ちなのでしょう。
これでは学生の気持ちをぐっと握れなかったのだと思います。

成績が出ていた人は「敬語」を使っていました。
相手は「学生」とはいえ、「来年の社員候補」です。
有望で有能な方と接するのですから、
対等な立場にいるのは当然だと考えます。

敬語で話された学生は、一人の社会人として見られているという
実感がわきます。
時間や期日は守るようになるし、断るときの理由もしっかりしたものです。
期待されているという感情を受け取った学生は、
ここに就職したいという一つの理由になるでしょう。


接し方の姿勢によるマイナス面は、子育てでもおきます。
小学生の息子、娘に
「このくらい言っておけばいいだろう」
「(子供だから)理由は説明しなくていい」
「(子供だから)ちょっとの約束くらい言いくるめよう」
みたいに軽い気持ちで接する親御さんが一部いらっしゃるように思います。

親はしっかりとした約束のつもりはなく、軽い気持ちで
「10時に出かけるはずが10時15分になる」や、
「子供の消しゴムを今日買ってくる約束だったのに買ってこなかった」とか
「今日夜カレーって言ってたのに焼き魚にした」とか。

約束を破った理由は?「相手が子供」だから?

子供たちからすると
「遊園地で遊ぶから早く出かけたくて早く用意したのに」
「友達から消しゴムダサい!って言われて、
明日にはかっこいい消しゴム見せつけてやる予定だったのに」
「カレーってすごい楽しみにしてたのに」
約束している重さは違えど、約束には敏感で、
破られた時の落ち込みようは想像以上です。

約束を守らない親をみたら、
子供は当然約束を守らない大人に育つでしょう。
嘘もつくでしょう。
だって、目の前に約束を平気で破る大人がいるのだから。

大人たちからすると、「そのくらいわかってよ」が
子供から見たら一世一代のお約束です。

そのような大人にかぎって、
来客が遅れているときには「一本電話で送れるくらい連絡しろ!」とか
話が変わってきた場合には「話が違うじゃないか!」というのでしょう。


話を戻します。
年齢の差に関係なく、人として見下されて話をされるのはいい気はしないものです。
それは子供だろうが、学生だろうが、部下だろうが、介護されている老人だろうが、みんな同じです。
年齢や知識教養やハンデを理由にせず、
人と接するときには、一人の人間として、真摯に接することが、
なによりその人と自分のためになるのではないかなぁと思います。

今日はこの辺にしておきます。
お読みいただきありがとうございました。

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