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何故原価率18%でもリピート率40%をケータリングでは実現できるのか?

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.111 2022/0711
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先週は本当に激動でしたね。

日本においてまさか!なニュースもあり、
これは心理的な負担大きいと感じて
私自身はテレビ・SNSから離れました。

そして昨日は参議院選挙です。

シルバーデモクラシーにならず、
未来に向けた意思決定と実行が進む事を
心から願うばかりです。

また飲食業にとってはまだ苦難は続きます。

・仕入価格の高騰はまだまだ続く
・最低賃金はまだまだ上がる
・お客様の財布の紐は固くなる
・コロナ借入金の返済はし続ける

この中で経営をし続けていく必要があります。
そしてこの時には「勝ち負け」が
堅調に出てしまいます。

・ブランド力がある
・地域一番企業になっている

このような所はむしろ繁盛します。
「せっかくお金を使うなら」という時に
選ばれるときは過去でもずっと繁盛です。

しかし、

・お店の特徴がない
・一番と呼べるものがない

このような所は「敢えていく理由」がなく、
財布の紐が固い時には選ばれなくなります。

自分達はどこの何屋なのか。
例)博多のもつ鍋屋

上記だとすると、どのように認知を高めて
集客力を高めていくかが大切になります。

そして集客してどう固定化していくか。
ここのグランドデザインも大切です。

中途半端が一番大変な時代です。

どこに「一番」を作っていくのか。
無味無臭にならないように選ばれる理由を作る。

自社のブランドをしっかりと見直し、

・○○の△△なら絶対あの店!
・何故なら■■が最高だから!

ここを作り、「伝えて」いきたいですね。


攻めと守りのバランス、改めて大切です。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<何故原価率18%でもリピート率40%をケータリングでは実現できるのか?>

コロナ禍の中で何気にかなり大変だったのが
ケータリングです。

コロナ前比で9割減・10割減というのが
当たり前に続いてしまいました。

しかもケータリングは「製造拠点」が需要なので
先行企業の厨房キャパはどんどん巨大に。
つまり「家賃」という固定費は右肩上がりでした。

売上がないのに固定費は非常に重たい。
その上で補助金はなくあるのは雇調金のみ。

このような状況がずっと続いてきたため、
業界地図がガラッと変わったのが特徴的です。

一体いつから売上が戻るのか・・

という感じでしたがいよいよ戻り始め、
全国のご支援先では10月辺りの予約状況で
いよいよ100%辺りまで戻ってきました。

本日はこのケータリング事業について
詳細を見ていこうと思います。

■ケータリングとは?

あなたのオフィスをホテルのビュッフェのように。

このようなコンセプトで、企業・団体の
懇親会に食事を提供するようなサービスです。

飲みニケーションが減少するのと反比例する形で
社内懇親会が増えてケータリング市場が伸びました。

もう少し細かく見ると、

サービススタッフ付:ケータリング
サービススタッフ無:デリバリー

上記のように業界内では分類しています。

■商品MDの特徴

食事のみ:2,000円〜3,000円
ドリンク:1,500円〜2,000円

ざっくりですがこの辺りが売れ筋です。
居酒屋に行くと一人5,000円くらいかかる。

これの代替サービスだと捉えて頂くと良いです。

コロナ禍前ではドリンクセット率が70%程度でしたが、
今は食事のみのプランの方が多い印象です。

■原価率は驚きの20%弱

上記の価格帯の中で原価率はどの程度か?
ご支援先での平均は20%前後になります。

そして今回テーマとして取り上げたご支援先では
原価率が18%と原価高騰時代の中でも
かなり低く抑えることができています。

何故それが実現するのか?
ポイントとしては二点あります。

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