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生産性アップは何するのか?繁盛カフェから学ぶ取り組み事例

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.149 2023/0320
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卵不足の影響が中々に大きいですね。

アイテムの多い居酒屋などの業態であれば、
取引業者での仕入れが難しくとも、
流通で考えればスーパーで買えます。

しかし、ファストフード・専門飲食業態・
製菓製パンでは影響が大きくなってきます。

<ファストフード>

工数を徹底的に削ぎ落としているため、
全卵を購入して卵を割って〜自体の
オペレーションを入れる事が困難です。

加工品や半加工品の活用なため、
欠品させているケースが多い状況です。

<専門飲食業態>

仮に調達ができたとしても
コスト増は非常に大きく、
粗利ミックスも難しい状況です。

・一時的な価格転嫁
・別商材の開発

このような取り組みをせざるを得ません。

<製菓製パン>

こちらも調達ができたとしても、
上述の専門飲食業態と同じです。

むしろファストフードと同じように、
「冷凍卵黄のみ」を活用しているなどは
メーカー・卸の在庫が尽きたら終わりです。

チーズケーキを展開される企業でも、
GW明けに尽きるのでは?という予測。
別商品開発が進んでいます。

―――

食材は無限ではなく有限なものと
改めて強く感じさせられますね。

繁盛すれば圧倒的に効率が良いのは
アイテムを絞り込んだ方です。

しかしリスクとしてはこのような自体が生じた時。

常に考え続ける必要はないとしても、
万が一主体食材の調達困難になった時に
どのような対応を考えておくか。

ここは過去の事例もありますので、
後手にならぬよう頭の片隅には
入れておきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<生産性アップは何するのか?繁盛カフェから学ぶ取り組み事例>

生産性アップが必要!
付加価値を高めよう!

このようなお題目があったとしても、
具体的に何から始めれば?という声もあるため、
改めてご支援先の事例から見ていきたいと思います。

■そもそも飲食業で言う生産性とは?

生産性アップとは言いますが具体的に何でしょうか?
基本的には2つの指標をよく使います。

人時売上:一人が1時間に稼ぐ売上
人時生産性:一人が1時間に稼ぐ粗利

計算式は非常にシンプルで、

人時売上=売上÷労働時間
(日次と月累計と月次の3つの把握が基本)

人時生産性=粗利÷労働時間
(日次と月累計と月次の3つの把握が基本)

いくらが相場ですか?とも良く聞かれますが、

人時売上:5,000円
人時生産性:3,300円

ご支援先ではこの辺りを最低基準にしています。
地方都市だと少し下がる事もあります。

例えば1日の売上が200,000円であれば、
40時間で運営したい感じです。

40時間=200,000円÷5,000円

月間の売上が5,000,000円であれば、
社員含めて1,000時間でシフトを組む感じです。

1,000時間=5,000,000円÷5,000円

つまり生産性を上げるとは、

・売上を上げて時間を減らす
・粗利を上げて時間を減らす

この二項対立になりそうなものを
如何に実現するか?という事です。

■売上を上げるために

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