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今年のおせち商戦の振り返り

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.140 2023/0116
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業態にはよりますが三連休が終わっての
今週の集客が鈍い企業は多いのではないでしょうか?

これは例年の数値を見てもそうですし、
足元のメリハリ消費の現状を考えると、
予測されていた鈍い時期になります。

これを3月までずるずる行ってしまうか、
今だからこその取り組みを行えるか。
結局はここの実行差が出るのが閑散期です。

集客に関しては「今だけ、あなただけ」の
企画をしっかり準備してプロモーション。
これは以前から書かせて頂いているやつですね。

もしくは「他社の名簿を活用する」という意味での
コラボレーション企画。
この辺りも閑散期に意味が出るなと感じています。

このコラボ企画の相手は商材にもよりますが、
・同業他社さんと商品開発
・全くの異業種(Vtuberなど)との商品開発

この辺りを行い、相手のSNSやメルマガで
告知してもらう事で違った客層に
リーチする取り組みになってきます。

上記が集客に関して。
他にやるべき事は商品力の見直しですね。

・仕入価格の見直し
・仕入先の見直し及び新規開拓
・交差原価率に基づいたメニュー開発
・工数の把握及び見直し

などなど。

特に今後より一層生産性を高めていく中で、
原価を食材だけでなく製造人件費を入れた
「製造原価」で把握するのも重要な視点です。

食材原価率10%台です!
となっても、それを仕入れるためや
加工に物凄く時間がかかっていれば本末転倒。

製造原価として適切な商品を作れないと
生産性の向上も難しくなってきます。
そこの着手には「時間把握」からですね。

例えばスターバックスだと
生産性の向上で下記が進みます。

・フラペチーノの作成時間を見直し
新規機械の導入で83秒→ 35秒へ圧縮。
・保管方法及び導線の見直し
基本的に全部上から落ちてくる厨房レイアウトとし、
無駄な動作を減らして膝を曲げる回数も減らす

・加熱方法の見直し
サンドイッチ等の加熱時間は120秒取られてしまうため、
加熱陳列に切り替えて0秒に。同時に加熱時シートの廃棄が不要に

既存店の生産性アップへの取り組みが着実ですよね。
これをやるには現状把握が大変なのですが、
それこと閑散期にしか出来ない仕事になります。

今だからこそ何をするのか。
ここはトップがブレずにしっかりやりきりたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<今年のおせち商戦の振り返り>

コロナ禍で伸びた一つがおせち市場です。
元々コロナ禍前で市場規模は600億円程。

この数字だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、
たった1日でこの数字を叩き出す訳ですから
この文化の強さを感じるところです。

それが今どこまで伸びたのか?
718億円という試算もあり、
約1.2倍くらいまで拡大した事となります。

伸びる市場でどう戦うか。
この辺りご支援先の数字もかなり
まとまってきたので振り返りたいと思います。

■基本は名簿ビジネス

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