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法人向けデリバリーでV字回復する企業でやった事

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.75 2021/11/01
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早いものでもう11月!
昨年と今年に本当にコロナに振り回された1年でしたね。

しかも財務的にはコロナはまだまだ長期戦ですので、
これで油断せずに対策を進め続けたいところです。

特にこれからの既存店としては、

・原価高騰
・人手不足

この2点への対策は急務ですよね。

原価高騰に関しては前回のメルマガの通りです。

最終的に企業努力で価格クッションが厳しいと
値上げは必要になってきます。

ただ、この企業努力。
ここの部分でまだ未着手な部分があった場合は、
是非実行いただければなと思います。

次に人手不足。
飲食業従事者は428万人でしたが総務省データだと
7月には368万人まで減っていました。

元々人手不足業態にも関わらず、
そこから1割くらい減った計算です。
そしてやはり全員は戻りません。

ここは本当に数年前からの企業努力の差が、
求人結果として顕著に出ています。

「採用に強い媒体ありますか?」
という質問をよく頂きます。

確かにその時々でのトレンドはありますが、
やっぱり採用商品力は「条件」の要素が強いです。

(ストアロイヤリティを高めての目的応募を増やす。
これは一旦除いて考えます。)

「省人化」という表現はよくしますが、
それの本質は「生産性の向上」です。

結果的に一人当たりで儲ける力が増すことで、
賃金や時給の増加に繋げることができるからです。

これが今、募集に対しての応募率の点で
プラスの要素として顕著に出てきています。

「なんとか人を採用しよう!」

これも考えることは大切ですが
この状況はこれからも続くので、

「どうやったら少人数で回せるか?」

これの実現に舵を切れるように
シフトチェンジしていきたいところです。

そのネタなどはまた都度、本メルマガでも
どんどん共有していければと思っています。


【今日のコンテンツ一覧】

1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<法人向けデリバリーでV字回復する企業でやった事>

足元の飲食業界で起こっているもの一つの視点。
それは未来への種まきが頓挫しているという点です。

緊急事態宣言などでイートインが暇な時は、

・デリバリーだ!
・通販だ!
・テイクアウトだ!

と、矢継ぎ早に各社いろんなことを行いました。

それが完全に「片手間付加事業」なら、
イートインが忙しくなることで止めるのは賛成です。

イートインのお客様に提供不満を起こしてまで、
店外売上を伸ばすのは本末転倒だからです。

しかし逆に、「単体事業にしていこう!」と
捉えていたにも関わらずそれだと良くないですよね。

やはり買いたい時に買えない。
これは大きな離脱の一つになります。

そのため、事業化視点でいた企業さんの場合だと、
早急に対策をしていかなければ事業化が
一気に難しくなります。

そんな中。

事業化を実現されたご支援先では
10月そして11月の予約状況はV字回復!
久々に気持ちの良い状況になっています。

この辺りのポイントをまとめましたので、
またご参考になりますと幸いです。

■そもそも事業化とは?

事業化している形とは、

・家賃
・人件費

など、本業が片手間でやるから計上せずに儲かっていた。
ではなく、全ての費用を突っ込んでも
ちゃんと利益が出るかどうか?です。

そしてこの全ての費用を突っ込む。
この視点で見ると、やはり「専門厨房」は必須です。

既存店舗に追加の場合だと製造上限は来ます。
やはりピークタイムが同じな分、
製造もストックヤードも限界があります。

つまり、いつかは「専門厨房」は必要になります。

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