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1件で500万円の案件など需要が戻り始めたケータリングの戦い方

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.123 2022/1003
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飲食業にとってこの第七波は
本当にえげつないものでした。

それはフードビジネス協会のデータを見ても、
すごく納得がいくようなものでした。
下記が2019年比での結果となります。

全体       :90.6%
ファーストフード :104.6%
ファミレス    :81.0%
パブ居酒屋    :44.2%
ディナーレストラン:68.7%
喫茶       :76.1%
その他      :85.8%

上記を見たらわかる通り、
ファーストフード以外は悲惨なものですよね。

ちなみにファーストフードを細分化しても、
好調だったのは「洋食(ハンバーガー類)」のみ。

後の和食・麺類・米飯/回転寿司だと
2019年比では全てマイナスという結果に。

コロナ禍での勝ち組である、
・低単価
・生活動線
・三毛作業態

上記が継続して良かったという内容です。

特に厳しかったのが濃厚接触ですよね。

これによって「会食NG」とした
企業や団体が本当に多かったです。

これの影響が何か?と言われると、
「領収書を切れない」という事です。

少人数での居酒屋などは内々としても
一定数はありました。

しかしそれはあくまでも内々な話。

会社としての領収書を伴う会食は
経理でどうせ弾かれてしまいますので、
全く動くことがありませんでした。

また、他の業種に関しても濃厚接触問題にて
「通常営業ができない」なんて事は
日常になるくらいでしたよね。

ご支援先でも下記の張り紙はしょっちゅうでした。

「本日出勤者が通常よりも足りず、
通常よりも料理提供やサービスに
お時間がかかってしまいます。
大変お手間をかけて申し訳ございませんが、
よろしくお願い申し上げます。」

これは9月に入っても10月に入っても、
どうしても継続してしまっています。

今は第七波を過ぎた感じではありますが、
次の波に向けて「濃厚接触制度の撤廃」を
本当に推し進めなければ年末需要が吹っ飛びます。

日々の感染者数が少ないからこそ、
指定感染症の分類の変更含め、
経済活動を止める事の撤廃要望は声を上げ続けたいところです。

そして足元の10月。
様々な需要の動きだしは強く感じますよね。

ご支援先でも久々のSWOT分析を
頭のストレッチがてらやってみました。

S:強み(Strengths)
W:弱み(Weaknesses)
O:機会(Opportunities)
T:脅威(Threats)

内部環境としての強みと弱み。
外部環境としての機会と脅威。

これを改めてずらーーーーっと書き出してみて、
「強み×機会」の合致と仕掛けを考えます。

ちなみに機会としてはやっぱり下記が多いです。

・法人案件の需要再開
・国内観光の再開及び支援策
・インバウンドの解禁

などなど。
当たり前の事ではあるのですが、
これをどう自社の強みと合致させるか。

そしてその情報をアウトプットしていくか。
これを推し進めるようにしています。

今からは第八波!とならなければ
間違いなく生じてくる人手不足。

高い賃金・時給を提示できなければ
そもそも応募が来なくなりますし、
その金額を出すには粗利を増やす必要があります。

だからこそ、「強み×機会」をしっかり見ていき、
追い風の時にそれを享受できないなんて事がないよう、
しっかりと仕掛けを続けていきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<1件で500万円の案件など需要が戻り始めたケータリングの戦い方>

先週のご支援先とのミーティングで
嬉しかった事といえば「大口ケータリング」が
いよいよ動いてきた事です。

本日のメルマガでは需要が動き出したこの領域を
どのように仕掛ければ最大限獲得できるか?
この視点でまとめてみました。

具体的な実行策に繋げる際に
参考になる事があれば幸いです。

<ケータリングとは?>

改めて「ケータリングとは何か?」の点です。
ザクッとしたキャッチコピーはこんな感じ。

あなたのオフィスをホテルのビュッフェのように。

このような感じです。
対象は「BtoB」で企業・団体の方々です。

この方々が飲食店に行くのではなく、
自分達のオフィスで食事を行いたい。

しかしお弁当は味気がないし、
体験価値として楽しい時間を過ごしたい。

このような需要を満たすものが
「ケータリング」になります。

ちなみにコロナ禍にて「自宅にシェフが!」という
BtoCのケータリングも少し話題になりました。

確かにこの市場もあるのですが、
個人でやるのはまだしも法人でやるには
売上を伸ばしづらい部分がありました。

理由として、
・シェフの数と案件数が比例する
・自宅で集まれる人数には限界がある
・家庭の厨房で作れる製造量には限界がある

などなど、売上の上限がBtoBに比べると
あまりにも小さいというものがありました。

今回のメルマガのテーマの1件500万円の案件も
細分化すると下記のような感じです。

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