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単価5%増・滞在時間20%減・必要人員数2名減が繁忙期に実現できた居酒屋企業で行った事

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.137 2023/0109
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年始一番の勝負と言えばここからです。
年末と年始の商戦と直近の三連休。

これが過ぎるとぱたっと消費イベントが
なくなってしまう時期に突入です。

観光地は中国からの春節インバウンド需要
(1月21日〜1月27日)が一部見込むことはできますが、
それもまだまだ不確定なもの。

いわゆる閑散期ですね。

年末年始に物凄く頑張って得た利益を
閑散期に放出してしまうのか、
一定集客して利益を積み上げられるのか。

これが基盤として強い企業・弱い企業の差になります。

本メルマガでも何度も書かせて頂いていますが、
ここへの準備力が差になってきます。

ご支援先でも10月頃にはここをターゲットとし、
様々な準備を行ってきました。

年商=有効顧客数×年間平均来店回数×単価

上記の掛け算ですので、

有効顧客数:11月・12月の需要期に新規様で伸ばし切る!
年間平均来店回数:1月・2月の閑散期にリピーター様で伸ばす!

この戦いになってきます。

もし「準備していなかった・・」という企業さんが
いらっしゃった場合も以前のメルマガをご確認頂き、
今から出来る事を一つでも進めて頂けると幸いです!


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<単価5%増・滞在時間20%減・必要人員数2名減が繁忙期に実現できた居酒屋企業で行った事>

年始も外食企業にとっては値上げラッシュです。

皆様もそうだと思いますが、
1月と2月に価格改定となるアイテムが
本当に多いですよね。

マクドナルドも昨年の2回の値上げに続き、
今年もしっかり値上げをされます。

2019年のハンバーガーの価格は110円でしたが、
それが今や170円ですので確実に伸びています。

ここで大切なポイントがあります。
それが「既存店客数」です。

同社の既存店前年比数値を、
売上・客数・客単価の順番で見ると下記になります。

<売上・客数・客単価の順>
1月: 18.7% , -3.2% , 22.7%
2月: 1.0% , -11.3% , 13.8%
3月: 7.5% , 0.8% , 6.6%
4月: 9.2% , 20.9% , -9.7%
5月: 5.7% , 22.5% , -13.7%
6月:14.7% , 12.3% , 2.2%
7月:21.0% , 12.3% , 7.7%
8月: 5.3% , -4.4% , 10.1%
9月: 14.7% , 4.3% , 10.0%
10月:13.4% , 5.4% , 7.6%
11月: 5.4% , 2.7% , 2.6%
12月: 2.4% , 0.6% , 1.9%

値上げをする際に確認すべきは
真ん中にある「既存店客数」です。

客数が伸びている(もしくは維持)で
客単価を上げると業績への掛け算が大きいです。

反面、客数が下がっている時に客単価で
売上を支えようとするとずるずる行きます。

実際に他の上場企業のIRを見ても
そのパターンに陥っている企業もあり、
そこは向こう数年苦しい戦いが続くでしょう。

その点、マクドナルドは客数を伸ばした上で
しっかり客単価を上げ続けています。

中小企業においても「客数」は重要で、
そのためにも商品・接客の基礎力は最重要。

しかし、足元では人手不足・・
そのような企業も多い中で今回の事例企業は
うまく生産性を高められたのでシェアします。

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