見出し画像

急に集客が戻る時に大切な期待値コントロール

―――――――――――――――――――――
今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.125 2022/1017
―――――――――――――――――――――

10月から各種仕入価格が高まったことで
グランドメニューの刷新及び
価格改定をされた企業も多かったと思います。

原油価格が落ち着いてきたのと
原材料の高まりが落ち着いてきたことで
一旦価格は落ち着くのでは?と予測されていました。

ただ円安が着実に進んでいくことで
円安による仕入価格高騰はまだ進みそうですね。

・値上げする
・粗利を増やす
・集客を維持する
・賃金を上げる
・労働環境を良くする

何かをトレードオフにするのではなく、
全部取りを貪欲に狙えるかどうか。

かつて無いような戦い方な状況です。
そこで冒頭の話に戻りますが、
価格改定をしてどうなの?という部分。

結論から言うと「消費が活発」ならば
全く影響がないと言い切れる状況です。

ご支援先でも「値上げは繁忙期前」と決めています。

年末に向けてはなんだかんだ様々な
支援策があるので外部環境としてはプラス。

この時に「今の価格が適正」として売っとかないと、
順調からの反動があった時に値上げをすると
同じ事をやってもより悪影響は出やすいです。

・消費が貪欲なうちに値上げ
・前回のメルマガのように徹底してCRM
・閑散期に既存お客様からの活性化

この流れを構築できるかどうかが今です。

そういえば、先週ユニクロを展開する
ファーストリテイリングの決算発表があり、
柳井さんが下記を仰られていました。

----一部抜粋----

みんな「価格を据え置く」とか言ってますけど、
円安で原料高なんで、これ、無理ですよね。
今のところ(値上げの)影響はありません。
むしろ売上げは好調です。

----抜粋終わり----

ユニクロは安売りの企業ではなく、
「LifeWear」をコンセプトにした企業です。

食の企業においても自分は何屋か?を明確にし、
それをブレずに「ファン」を増やしていく。

「ファン」を増やすことで衝動来店よりも
目的来店を増やしていくことによって、
価格上昇の納得感もより伝わるようにしていく。

本当に今までとの戦い方が違います。

結局生き残るのは変化し続ける組織だけです。

「今まではこうだったから」みたいな
大企業病を中小企業が起こすことなく、
未来に向けての変化を加速させていきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
―――――――――――――――――――――

1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<急に集客が戻る時に大切な期待値コントロール>

10月に入り本当に売上が好調です。

外部環境として飲食がしやすい環境になる事で、
一気に人が戻ってきたのを感じます。

しかし。

集客の戻りと同じように店舗力が戻っているか?
これで言うと話は違ってきますよね。

理想論としては、

・第七波のうちに必要採用は完了
・同時に教育も徹底している
・集客の戻りで高い商品力と接客力

このような体制です。
確かにこれを実現できた企業・店舗もありますが、
正直それは少数派でしょう。

この少数派が足元だけでなく、
継続して売上が好調になるのは
確信的に思っているところはあります。

しかし現実はそうではないパターンも。

・全然採用できなかった
・一部採用も教育が追いついていない
・集客が戻ってもオペレーションエラーが起きる

こんな事もあるあるです。
そのような時に何を犠牲にして何を取るか。

ここの取捨選択が必要となり、
それは具体的に何なのか。

この辺りご支援先でもテーマになったので
本メルマガでシェアしていこうと思います。

■クレームの大前提を知る

ここから先は

5,976字

¥ 230

よろしければサポートお願いします!全国のフード企業さんの経営相談に対して使わせて頂きます!