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カフェ業態のテコ入れで行った事

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.118 2022/0829
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先日新店舗オープンに際して
採用を実施されたご支援先。

媒体はindeedでしたが
結果としては下記でした。

採用費:3,287円
応募数:54名

いやー、驚きです!

採用に関しては困らないだろうとは
思っていましたが想定を上回る結果です。

本日の本題とは異なりますが
せっかくなので内容を共有しますね。

<前提条件>

応募数=アクセス数×応募率

上記で捉えた時に、

20名=1,000アクセス×2%

上記で考えていました。
その上での対策は下記を想定。

■アクセス対策で考えていた事
・アクセスを稼げるキーワード登録
・同商圏内での更新はトップに
・広告は手動ではなく自動

■応募率対策で考えていた事
・ターゲットは絞らない
・働く多様性を全面に打ち出す
・時給条件は競合より+50円

この取り組みをやろう!
それで走っていたのが前提条件となります。

<結果>

54名=1,667アクセス×3.2%

上記の着地となりました。

■アクセスの振り返り
実施内容は上述の通りですが、
結果的に立地が良かったと言えます。

最寄駅の1日辺り乗降客数は約10万人。
立地としては繁華街ではなく住宅街。

そのため、競合の新規求人が少ないため、
より目立ちやすかったのも大きいです。

実際、広告の「表示回数」に対する
「クリック率」は約9%でした。

繁華街だと中々ここまでの
数値にならないですよね。

ここは嬉しい誤算で上振れしてくれる
一番大きなところでした。

最近は繁華街から郊外の出店展開ありますが、
何気に採用しやすいという実感があります。

全体としては厳しいのは間違いないのですが、
差別化しやすいのは一つになります。

■応募率の振り返り
多様性の受け入れとしてご支援先で
しっかり表現しようとしているのが
「100人いれば100通りの働き方へ」です。

実際、これができるかどうか。
これは今後より大きな差になると思います。

もちろん、飲食業側としてはこうして欲しい!
という希望時間があります。

非常に理解できるのですがそこをプッシュして
応募がないのであれば変わるべきなのは
店側になってきます。

多様な働き方を受け入れようとすると、

・業務全体像の見える化
・1日の工程の見える化と細分化
・業務内容の標準化
・業務優先順位の明確化

この辺りが大切になってきます。
大変なのは間違いないのですが、
変化が大切な部分だなと感じています。

上記が良い事例だったので
共有させていただきました。

あまり採用面を日々の打ち合わせで
深掘りすることは少ないのですが、
応募が全くない!と悩まれる企業の共通点があります。

それは「応募率が絶望的に低い」事です。
得てして、時給も低いのに店側の希望だけが記載です。

このパターンは今後急に何かが改善する事なく、
ずっと採用に困っていくのは目に見えています。

ここに関しても変化!変化!によって、
どこよりも人が集まりやすい
環境・業態を作っていきたいですね。


【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<カフェ業態のテコ入れで行った事>

参入は多い中で中々儲けるのが難しいカフェ業態。
短期的ヒットを作れても長期的に安定感を
得るにはより越えるべきハードルがあります。

今回のメルマガではオープンしてしばらくは
坪月商10万円程度と苦戦しながらも、
今は安定して30万円以上売れるようになった企業で
取り組んできた事をまとめてみました。

<時間帯別売上と客層の把握>

オープン景気が終わりガクッときた、
坪月商10万円という事実。

想定より忙しく内部環境が高まる前に
ファンを作れなかったという要素もありますが、
変化しなければならないのは明白でした。

そのため、まず把握したのが「時間帯別売上」です。
ランチとディナー。

カフェ業態ではこの大雑把な分け方だと、
意外と狙いがぼやけてしまいます。

1時間別で売上と客数を把握してみました。
するとやはり特徴って出るんですよね。

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