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GW商戦から考えるお盆・夏休みに向けた商品戦略

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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.51 2021/05/17
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緊急事態宣言が延長され、エリアも順次拡大中。
ご支援先の中でも選択が分かれます。

要請に従って解雇・倒産しても
誰も助けてはくれないため、
基本的には経済合理性を軸に判断。

その中で12日からアルコールを含め
営業を再開されたところも複数いらっしゃいます。

売上の数字はどうなのか?
この視点だけて見ると結論としてかなり良いです。

各社の平均値をコロナ前と比較してみましたが、
2019年比で110%〜120%で推移。
(オフィス街は除く)

やはり需要に対して供給が圧倒的に少ないため、
ある種の残存者利益とも言える状況ではあります。

ただしデメリットももちろんあります。

・一定数匿名での嫌がらせ電話やメール
・通常の客層ではない飲めれば良い層の増加

この辺りがあります。

前者に関しては経営層の仕事として、
メンタルケアは必須になっています。
仕事を通じての価値に力点を置く感じですね。

後者に関しては対策は必須です。

絶対に今後に繋がらない層の率も高いですが、
そうではない層の方に如何にファンになってもらい、
次に繋げていくか?これの勝負になってきます。

緊急事態宣言やまん防〜が解除されても、
過去の動向から急に伸びる!なんてことは無く。
だからこそ先手先手での仕掛けは重要です。

そのため対策として、

・名物商品の組数辺り出数率
→80%以上
・会員制度の獲得率
→15%以上

この辺りをKPIとして進めています。

このKPIは接客でかなり力を入れないと
絶対に行かない数字です。

ただこれを実現するとリピート率が良いデータもあり
今の時期だからこそより意識したいところです。

反面、夜間人口が少なく昼間人口が多いエリアだと
営業から休業に切り替えたケースももちろんあります。

その視点は前々回のメルマガの視点で、

・完全休業で得られる経常利益
・営業した時に得られる経常利益

あくまでもこのバランスでの意思決定です。
また遅々として入金されない協力金なので
資金繰りがギリギリな場合はCFも見ながらです。

協力金も自治体によっては「払う気がないのか!?」
と思えるような追加資料要請の乱発状況ですが、
これに関しては絶対に諦めず準備していきましょう。


【今日のコンテンツ一覧】

1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!

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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<GW商戦から考えるお盆・夏休みに向けた商品戦略>

今年のGW商戦も基本的には消費抑制があったため、
宴会や飲み会ニーズは昨年に続き厳しい状況でした。

緊急事態宣言エリアにおいては、
経常利益の想定から休業を選択された企業や
店舗も多かったと思います。

では全ての食の領域が厳しかったか?というと
決してそういう訳ではなく。

今年の3月・4月商戦と同じく、
高単価デリバリー商戦は非常に好調でした。

ただ売れ方に関してはかなり特徴的な結果があり、
それは今年のお盆・夏休みにも高い確率で
共通した流れになりそうなので共有いたします。

多くのエリアで特徴的な変化は同一だったので、
一つの事例を深堀して見ていこうと思います。

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