成長続ける寿司宅配企業の大手との戦い方
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今すぐ実戦で業績アップに繋げる!
飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ
vol.106 2022/0606
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今年ももう折り返しの6月になりましたね。
6月7月は特にイベントのない時期だからこそ、
そのお店の自力の差が強く出てくる時期ですね。
このような時期こそ、各種見直しです。
・商品力
・販促力
・接客力
・価格力
・固定化力
自分達のお店はどこと店選びで比較検討されるのか。
そしてそこと比べて上記で圧倒的に勝てているのか。
ここのチューニングは常に大切です。
もちろん、競争なんてなくて自分達の店が
圧倒的一番で目的来店されるのが理想です。
でもそうでない場合。
基本的には比較検討の勝負の世界になります。
上述の「圧倒的」というのは重要で、
尖りがないと結果的にリピート率は落ちます。
再来店しない一番の理由は「なんとなく」なので、
全てが中途半端なのは絶対的に苦しくなります。
だからこそ。
上記5つの要素で競合に圧倒的に勝つ必要があります。
ではこの「圧倒的」の定義は何か?
定量的に見るならば「1.3倍差」で捉えてください。
下記は過去やってきた一例ですので、
また参考にしてみてください。
<1.3倍例>
・メイン料理のボリュームは競合の1.3倍に
・競合のメインカテゴリーの品揃えを1.3倍に
・競合の接客時間の1.3倍を対話時間に
中途半端ではなく、何かで圧倒的に一番になる。
そこがあって初めて「なんとなく」の壁を突破します。
そしてこの「一点突破」を実現してから、
徐々に「全面展開」です。
これの順番を逆にすると往々にして失敗します。
競合に比べて圧倒的に勝つ武器を持つ。
そこのファンをジワリと増やしてから、
勝てる武器を増やしていく。
このステップにて圧倒的地域一番にしていき、
今後ますます加速する仕入価格高騰にも負けない
顧客基盤を強化していきたいところです。
【今日のコンテンツ一覧】
1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
2.今知っておくべきニュース・トレンド
3.頂いた経営相談・質問に解説!
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1.業績アップに繋げる事例・ノウハウ!
<成長続ける寿司宅配企業の大手との戦い方>
飲食業は自由競争な分、
大手がシェアを寡占する事がない
ユニークな市場です。
しかし、「業態」の括りまで絞り込むと、
大手がシェアを独占している市場もあります。
それのポイントは「調理度」になります。
「回転寿司」や「食べ放題型の焼肉」など、
食材力をメインに打ち出しながらも
低価格で戦う業態はやはり大手が強くなります。
理由としてはその価格で提供できるだけの
仕入れ力をそもそも持つことができるか。
また人件費率を圧倒的に下げるために
大箱店を確保して店内のデジタル化を進められるか。
ここに関しては中小企業でやり切るハードルが
どうしても高くなってしまうからです。
同じように「宅配寿司」においても、
トップ企業がシェア56%を確保する市場です。
しかし、地方都市において着実に勝ち切る企業も。
本日の内容はこの話を深掘りして書いていきます。
他の業種においても「大手との戦い」の中で
どう勝っていくかの参考になれば幸いです。
■宅配寿司の市場規模
宅配寿司は上述の通りトップ企業が
シェア56%を確保している市場です。
しかも市場規模は小さく「650億円」程です。
直近では回転寿司もUberEATSなどで
宅配を拡大しているので市場規模も大きくなりますが、
それでも小さな市場なのは間違いありません。
そこでトップ企業がシェア56%を確保していると、
なかなかに戦いづらい部分があります。
しかしまずは「立地」の視点で
勝てるポイントがあります。
■大手が来ない立地のポイントは?
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