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ロッテファンが、ラブライブ!×パリーグコラボ試合に行ってみたことにまつわるエトセトラ
去る2022年5月7日、大の千葉ロッテマリーンズのファンであり、ラブライブ!のコンテンツをゆる~く愛している私、春風亭どれみはZOZOマリンスタジアムに足を運んでまいりました。ロッテファンとしては、スコアボードを見ると立ち眩みがしてしまうほど、トラウマな試合となってしまいましたが、同時にラブライブ!というコンテンツに対して、色々新たな発見もあった興味深い一日となりました。
ということでせっかくなので、チラ裏感想がてらに感じたことをここに書き残してみようと思った次第です。
人生初しゅかしゅー&あいきゃん
野球場との縁がない、縁を避けていた人にとってマリンスタジアムはどう映ったのだろうか
物足りない今だからこそ(行ってみようかなな気持ち)
野球ファンmeet異文化コンテンツ
人生初しゅかしゅー&あいきゃん
まず、ロッテファンとしての自分には散々だった一日でしたが、ラブライブ!のファンとしては、とても大きな収穫がありました。ロッテのファンクラブに入っている人間ということもあり、わりと二人に近い席で斉藤朱夏さんと小林愛香さんを見ることが出来ました。二人ともダンスが得意とは伺っていたのですが、動きもキレキレ、そして何より、とっても好感が持てるさわやかな笑顔で場を盛り上げて、本当にアニメの世界の住人のようなキラキラぶりで輝いていました。(球場現地の声、ネット共に、まったくラブライブ!を知らないロッテファンの人たちからの評判はかなり良かったです。こんな試合でも一生懸命盛り上げてくれてありがとうねというニュアンスも高かった)
#Aqours × マリーンズ
— 小林 愛香 (@Aikyan_) May 7, 2022
コラボ試合!⚾️⚾️⚾️
はじめての臨場感!大迫力!
みなさんの一丸となった応援!
どきどきが止まりませんでした😈
貴重な時間をありがとうございましたっ!#lovelive pic.twitter.com/yzXODlc3DO
#Aqours ×マリーンズの
— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) May 7, 2022
コラボ試合ありがとうございました!
初めてだらけの経験で
すごくドキドキしましたっ!!
引き続き
ラブライブ!シリーズ×パ・リーグ6球団コラボよろしくおねがいします⚾️
😈⚾️⛵️
ユニホーム嬉しいっ! pic.twitter.com/osZeO9foG5
なかでも、ファングッズを詰めたバズーカチャレンジでの二人がカワイイということで、球場の写真(ライブ会場と違い野球場は基本撮影は自由)やそれがじもあいになったカワイイイラスト(イラストといえば、Twitter絵師さんたちが描く雨女を弄られる善子ちゃんなんかも可愛かったし、マーくんと一緒のイラストなんかはコラボって感じで本当に嬉しかった。そして、ラ!コンテンツの人気のグローバルぶりやロッテという企業の知名度もあってか、韓国イラストレーターの方々のようよしイラストも多かった気がする)で賑わって、「おお、やった甲斐があったなあ。上野さんよかったね」という気持ちになりました。(上野さん、現役時代から真面目で何でも一生懸命だったから、ちゃんと予習してきたんだろうし、なんならじもあいの二人が一番、Aqoursの中でこのチームに似合っていると見抜いたのだろうなと)
今回のコラボが決定してから全国のラブライバー様から沢山のコメントをいただきましてありがとうございました!試合結果については、応援いただいた皆様に応える事は残念ながらできませんでしたが、コラボ試合お楽しみいただけていれば嬉しく思います🙇♂️#chibalotte #ラブライブ #lovelive #Aqours pic.twitter.com/ArvFSY1n6P
— 上野大樹│CHIBA LOTTE MARINES (@marines_ueno) May 7, 2022
野球場との縁がない、縁を避けていた人にとってマリンスタジアムはどう映ったのだろうか
「でも……でも……あの試合では、ロッテの魅力の方は全然、ラブライブ!ファンの人に伝えきれていないよ~!!」
という本音は当日に足を運んだロッテファンの人はほぼほぼ全員思っていることだとも思うのです。
スポーツは筋書きのないドラマである以上、こういう試合で負けてしまうこともあるのは、これはもう仕方のないことです。(それはラブライブ!のコラボが2010年に行われたとしても2016年に行われたとしても2019年に行われたとしても起こりうること)
特に今年の千葉ロッテは、去年、最後の最後まで激しい優勝争いをしたことが祟ってか、主力が相次いで故障、不調に陥るなど苦しい戦いを強いられているので尚更です。
ただ、そういったスポーツとしての部分で伝えきれなかったロッテの魅力以外にこのご時世になってしまったがゆえに伝えきれていない魅力もあるわけでして……(わざわざ20××年なんてまだるっこしい書き方をした理由でもありますが)
きゃんさんは皆さんの一丸となった応援にドキドキが止まらなかった(気を遣ってくれたのか、それとも負けた状況でも懸命に手拍子応援をしている姿に本当にそう思っていただけたのか)とおっしゃっていましたが、「どこにでもいる阪神ファン、どこにでも行くロッテファン」「スタンドに地鳴りが起こるほどの応援」といわれているロッテの応援文化をこれはもうまったくといっていいほど伝えきれていないわけでして……。
(私個人が現地で見て、興奮した試合ベスト2です)
見ていただけたら、分かる通り、ロッテの応援の象徴であるタオルを掲げて(昔は振り回したりもしていました)、点が入ればみんなでハイタッチ。勝てば見ず知らずのみんなと歓喜の大合唱。この怒涛の一体感。味わっていただけたら嬉しかったのになあ……と。
(余談なのですが、ラ!ファンさんサイドからちょっぴり不満の声が挙がった点は物販について。これはもう文化の違いといいますか、カルチャーショックの類でした。前述したとおり、タオルはロッテ応援の象徴ですので、試合を見て、また来て応援したいなあと思った時に記念に買って帰るタオルはこれでどうですかとばかりに用意したもので、試合もそっちのけでぶっ通しで物販の為に並びに来る文化というのはロッテ球団スタッフもちょっと想定していなかったかもしれません。そこは、通販で再販されたらいいなあ。権利とかいろいろ大変だとは思うのですが)
そして、ロッテファンの観点から少し寂しかった点といえば、ラブライブ!を知らないロッテファンのカメコさんたちが選手とともに二人の写真も楽しんで撮っている一方で、ラブライブ!ファンのカメコさんがまずはついででも野球選手も撮ってみたなのが、あくまで自分のTwitterのTLにですが、全く流れて来なかった点でした。
試合展開が一方的ということもありますが、それならば、ロッテ側としてはなんだか塩を送るみたいな形にはなってしまいますが、対戦相手の福岡ソフトバンクホークスの選手を撮ってみた。勝ってるし。打ってるし。それでも、パリーグコラボとしては大変意義のある結果になったと思います。(普段は素直には褒められませんが、パリーグには各チームすべてに魅力的な選手がそろっています!)
※あの日、球場に来ていたラブライブ!ファンの内、「ロッテファン兼ラブライブ!ファン、Aqours、じもあいファン」、「普段は他ファンもしくは特定のファンではないけれども野球観戦は好き兼ラブライブ!ファン、Aqours、じもあいファン」「野球は普段興味ないorむしろキライでもラブライブ!ファン、Aqours、じもあいファン」のそれぞれの比率はアンケートをとっていたそぶりもどこにもなかったので、永遠に分からずじまいでしょう。前者には「まだしゅかきゃん見れて良かったよねー、救い」、中者には「いやー、お恥ずかしい試合見せちゃいました。パファンなら虹ちゃんやLiella!ちゃんの時は頑張ってね、あんまり勝たれても困るけど」というだけのことなので、やっぱり一番、気になるのは、普段野球に興味がない人たちです。
野球にまず興味がないわけだから、もしかしたら、ルールもあんまり知らないなんて考えた方がいいかもしれません。そんなあなたにも、千葉ロッテマリーンズに携わるおそらくほぼ全員の人が自信を持って、「是非、これを機に覚えてねとプレゼンできる選手がいます。(他にも紹介したい選手は沢山いるのですが、有無を言わさずな人はやはりこの人でして)
球場にいらした方は、「なんか特設パネルも入り口にでかでかとあるし、まず駅降りてからこの人のグッズにポスターにめっちゃ見るなあ……」と思われたかもしれません。もしかしたら、野球に興味がない方々にも名前くらいはそれこそ、大谷選手や引退したイチローさんのように伝わっているかもと淡い期待感まで込めて紹介するのは、この方、弱冠二十歳の我らが朗らかな希望。未来のAce of the Planet佐々木朗希選手でございます。
ニュースの映像とかで見たことももしかしたらあるかもしれませんが、球場で見る彼のオーラはさらに眩いものがあります。去る今年の4月3日に普段、野球をあまり見ない人とともにZOZOマリンの試合を応援しにいく機会がありました。まあ、私が誘ったのですが。そこで、彼を見るなり「朗希くんってホント凄いんだね。球、こんなに速いんだ」でした。
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まず、野球場に初めて行く人がよく驚くことによく挙げられるのが、「プロの投球、打球の迫力」ですが、細部までうんざりするほど優美を宿したバレリーナか、はたまた荒廃した雪原に颯爽と舞い降りる鶴のように、長い手足をしならせながら、彼は躍るようにして「え、弾丸じゃん。人間って、こんなん投げちゃっていいの?」と半分引いちゃうくらいの球を投じます。もう一つの武器、フォークボールは比喩ではなくまさに消えます。
見惚れてしまうような投球のフォーム(ロッテでは10年ほど前に引退したサブマリン渡辺俊介さんと双璧をなす美しさと私は思っています)も相俟ってか、普通はトイレタイムになりがちな中盤の守備の時間もみんな彼の一挙手一投球に釘付けでした。
そして、そんな彼が球界のスターダムへの道を駆け上った瞬間がそれから一週間後の4月10日でした。
そこで彼は28年ぶりの完全試合(相手にヒットも四球もエラーもとにかく何もさせずにパーフェクトに封じることと思っていただければわかりやすいと思います)、64年ぶりに更新された13者連続奪三振の記録、そして、27年ぶりのタイ記録となる1試合19奪三振の記録をすべて一人で、一日のうちに成し遂げてしまいます。その数字の歴史だけでも、とんでもない偉業であることはわかっていただけると思います。
ちなみに私はその日、普通に仕事だったので、休憩中に生配信で10者連続奪三振の記録を作った時点で「凄いの見ちゃったな、後は勝ってね」と仕事に戻ってしまい。肝心の最後のシーンは後から見る破目になりました。
そんな彼はマウンドを降りると、とてもパッと見では野球選手に見えない、寡黙な文学青年(得意教科は国語でなく数学らしいですが)ですと言われても、そのまま納得してしまいそうな朴訥な青年で、なおかつ、打ち解けた人には年上年下関係なく照れくさそうな、でも人懐っこそうな笑顔を見せる可愛らしい年相応の若者です。(YouTubeとかでロッテ公式やテレビ番組の公式チャンネルとかでたくさんでてくるかと)
彼はスポーツ進学校ではない普通の公立高校からプロまで羽ばたいており、あまり体育会系然とした世界に身を置いてきていないという背景ももしかしたら、その性格に多少の関係、因果はあるのかもしれません。
彼の生い立ちは考えなしに語るには憚られるほどの過去を背負っており、それを一つストーリーとして、無邪気に消費するのは気後れするので、そこは触れませんが、野球人としての彼のこれまでといえば、ひたすらスター街道である反面、どうにもいつも先々で不幸というものが立ちはだかり、その度、そのことも含めて注目されているキライもあります。
普通の学校の普通の野球部を引っ張る漫画のキャラクターみたいなエースということもあり、甲子園のキップがかかる決勝でこれまでの投げ過ぎからマウンドに立つことを監督と相談し断念したこと、それまで野球漬けでなかった分、プロに入ってからはプロの世界に適応するため、しばらく身体づくりの日々が続き、心無い人たちから「実は役立たずなのでは」と揶揄されていたこと、完全試合の翌日、またも身体を守る為に同じように監督、コーチと相談し、連続完全試合の快挙を断念したこと、ストライクと思ったボールをボールと判定され、苦笑いを浮かべただけでいきなり血の気の多い審判に詰め寄られ恫喝されたこと……。
気を許した人にはとても人懐っこい性格、ちょっぴりそういう目に遭いがちなところ、ちょっとラブライブ!の中にもそんな子がいるのような気がしません?
そんな彼に少しでも興味を持ったあなたちゃんがいたのなら、5月13日のスポーツ中継にいつもよりほんの少しだけ耳を傾けていただけたら幸いです。
それにラブライブ!とパリーグのコラボはまだ始まったばかりです。ラブライブ!コラボデーに話題を搔っ攫う権利は千葉ロッテマリーンズにもまだ残されているのではないかなと手前勝手な理論ではありますが、信じています。
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そんなわけで、ゆるいラブライブ!ファンとして見たあの日の試合の満足度とは裏腹に、ロッテファンとして見たあの日の物足りなさとたらればというのは、尽きないわけです。でも、コラボのリベンジなんてのは、スクールアイドルフェスティバルがビッグプロジェクトでそんなホイホイ決められないのと同じで、簡単にはできないでしょうから、もし、そのユニフォーム、ちょっとでも気に入っていただけたら、ファンになってなんて贅沢でおこがましいことはいいません、いつでもいいので、斉藤朱夏さん、小林愛香さん、それを着てまた始球式とか遊びに来ていただけたら、嬉しいです。我々は千葉ロッテファンは野球と球団がある限り、首を長ァくしてお待ちしております。(その日だけ、断腸の思いで、二人はロッテに貸してあげただけだからな、思い上がるなよ千葉ロッテマリーンズという他ファンのラ!ファンの方はごめんなさい。それもまた真理です)
物足りない今だからこそ(行ってみようかなな気持ち)
コラボの試合があの日の完全試合だったら、そこまでいかなくてもロッテの勝ち試合だったら、もっというなら、COVID-19が人々の身体と文化を蝕んでいない世界線だったら……。
もっともっと、野球に興味がない、薄い、ラブライブ!ファンの方々が千葉ロッテマリーンズにいいね💛を押してくれたはずなのに!!
でも、負けたので夕餉はほどほどに幕張を後にし、TDLとTHE RAMPAGEのファンたちと一緒に南船橋―西船橋の大移動を経験し、東松戸で印西牧の原行の電光掲示板を見て、やっと一息ついた時に、我に返ったかのようにふと感じたのです。
(本当にそんな風にムシが良くコトが動くものかな。むしろ、あちらさんサイドの満足度は今日くらいのゆるい試合の方が高かったまであるのでは……)
たとえば、これもラブライブ!ファンには好評だった企画のようですが、試合後のグラウンドウォーク。Aqoursのキャラのパネルを置いた特別仕様で、しかもしゅかきゃんさんのお二人が残ってお客さんとコミュニケーションを取ってくれたようなので、ちょっとしたじもあいイベントのようになって大変居心地が良かったそうです。
しかし、それはロッテが大敗北を喫してしまったからこそという大きな皮肉があります。野球ファンはチームが勝った試合のスコアボードを記念に撮影したい。その日のグラウンドを満喫したいという性がありますので、もしも、ロッテが勝利した日であれば、ましてやあの完全試合の日であったら、グラウンドウォークの参加者はもっと増え、とてもパネルを置く余裕はなかったかもしれませんし、接戦の末、試合が長引けば、この企画自体が中止になったすることもあります。ファンの数が増えれば、いろんな性格の人も必然的に増えます。(それは野球ファンもアニメファンも痛いほどわかっていることかとは思いますが)
心無い事件やトラブルが起きた可能性を完全に否定するなどできるのでしょうか、ねえダンナ。
話が前後してしまいますが、その日の試合で、斉藤朱夏さんと小林愛香さんを見た結果、私は「あ、Aqoursのライブ、行ってみたいな」という感情が芽生えたのですが、それは()がきの中に、
(今の世の中みたいにイベントというものが、完全体の状態じゃなければ、敷居に臆せず自分でも行けるかもしれない)
という、言葉が入って初めて成立する物でもありました。
私はなんだかんだで、μ'sからLiella!までアニメシリーズを全部リアルタイムで見届けていられてますし、そこそこグッズも持ってますし、(寝そべりぬいぐるみは真姫ちゃんようよし愛さんかすみんと5体もあるし、同人誌なんかは桜の人たち並に好きなカプのを持っています……りんまき、ようよし、ようりこ、ゆうぽむ、あゆしお、しずかす、クゥすみなどなど)、最近は🏇と🀄に時間を取られてあまりできていませんが、スクフェスもやっていました(しお子、君、アニメじゃ物わかり最初から良すぎてビックリだよ)が、やっぱり、ガチのファンとは自称できないなと思っています。
今まで、アニメをそうやって見てきたからというのもありますが、私は、声優さんを基本的には、アニメの監督や作画担当の方と同じくくりのアニメの世界を裏で支える職人さんという意識で見てきたので、たくさんの作品を手掛ける有名人にでもならなければ(それでも世間じゃ、アニメ見ない人のうん倍は知っているいわゆるオタク扱いなのでしょうが)、そんなに知らないせいで、オタクとしてのステータスが著しく歪なため、総合点ではいつまでもモグリから抜け出せないタイプの人間なのです。(地上波でラブライブ!のユニットが出たら、気になって見ちゃいますが、あくまでもあれはよそ行きの姿で真の姿じゃないよ、とファンは言うのでしょうし)
いくら見識が浅くても、ラブライブ!というコンテンツが他の二次元コンテンツ以上に声優さんとキャラクターは相棒であり、二人三脚という意識が強いコンテンツであることは察することが出来ます。
今回、ZOZOマリンに来場してくれたお二人はのことは幸い存じ上げておりましたが(そもそもようよしは全ラブライブ!キャラの中で二人とも五本の指に入るくらい好きなキャラ、特に善子ちゃんは1番なので、流石にその声優さんも知っていた。おまけに朱夏さんは自分のTwitterのフォロワーさんにとっての推しでもある)、名前を上げるのは失礼なので、勿論、言わないですが、未だに顔と名前が一致しない人が各ユニットの中に1人以上いるので、好きな年数はどうであろうが、私はいつまでもゆるいファンだなと自覚しています。
加えて私はライブ(路上ライブやショッピングモールで開かれるような無料のライブは別にして)というものをまともに観に行った経験がありません。コンサート(限りなくコンサートに近いライブも含む)やディナーショーはあるのですが、座席でまったりのんびり心を落ち着かせて聴く、これらとライブは大きな違いがあるのは明白です。
だからますます、敷居が高く感じてしまうのです。アイドル声優以前にまずアイドルのライブの勝手も分からない、気にはなるんだけど、コール&レスポンスって何、ずっと立ちっぱなしでトイレとかいつ抜けたりできるの、突っ立っていると地蔵(罰当たりな蔑称だ)って言われるってホントなの……。
あれ、それって野球に関してもまったく同じことが言えるんじゃ……と。
このご時世、どこも満足のいく形で娯楽を提供できずに、苦しみ藻掻いているのは一緒のようです。これは僕ら私らが愛している本当の〇〇の姿ではない。各地でいろんなジャンルのクリエイターやスタッフ、そしてオタクたちは苦悶しています。
でも同時に、何かのオタクやスタッフは、別のジャンルでは一般人であり、その中には普段気にしていなかったけれども、実は潜在的顧客というタグを付けながら、チラ見しては、勇気が出ずに離れてしまう人たちが紛れているのかもしれません。
世間があるべき姿に戻ることは心より願いますが、世間があるべき姿に戻って「しまう」前に、低くなったハードルがもとに戻って「しまう」前に、いけるチャンスがある場所が広がっているかもしれません。
歌舞伎、美術館……なんだっていいじゃありませんか。
古くからのファンの方は「お前、平成2年の有馬のオグリの中山、あれが本物の競馬場だよ。今の雰囲気なんかとても……」というかもしれませんが、入場者はそこそこ開放されているけど、叫んだり、騒いだりが心情的にブレーキがみんなかかっている今だからこそ、ウマのオタクも競馬場に行くチャンスかもと、原理主義的なラ!のファンからは、「貴様、ウマ娘鞍替え組だな」と睨まれてしまうかもしれませんが、私はひそかに狙っていたりします。
野球はルールも分からない。別にどっちが勝とうが負けようが構わない。なんとなく雰囲気を味わってみたかっただけだし、ゲストのタレントさん目当てで来ちゃったんです。でも、マスコット可愛かったよ。そんな緩い理由では今まででは、「それで行くのは……」ってなっていたのかもしれませんが、今ならば、世のあらゆる興行は、ゆるいファンの来場を求めています。(今よりもうちょっと前の世相の、もっと収容人数を絞っていた時期ならまた別ですが)
野球ファンmeet異文化コンテンツ
でも、コンテンツを愛すれば、愛するほど、ファンというものは時に頓珍漢なことをいってしまったり、してしまったりする「にわか」の人たちに苛立ってしまう(人もいる)のは世の常です。
ひょんなことからメディアに取り上げられて、ずれた注目のされ方をしてしまう。状況次第ですぐにいなくなってしまうのは目に見えているのに、わが物顔でコンテンツのメインのお客さんであるのは自分たちだとふるまう。聞くだけでストレスが溜まりますねえ、うんうん。(そのストレスに対する許容度耐性は、結局、その人の人格ですし)
極端なことを言えば、そんな人たちはどうせ定着しないんだから、わざわざこんなコラボ、する意味あるの(ラ!のオタクでも推しと推しチーム一致しないかもしれないし)という方もいるかもしれませんが、人気チーム、収益の強い、すなわち常勝軍団になりやすいチームというのは、ゆるいファンのもてなし方がうまいと思うのです。そこんとこ、巨人を始めとしたセリーグはそういう伝統が根付いている気がします。(数年前たまたま東京ドームの交流戦でロッテー巨人戦をバックネット裏で見る機会があったのですが、あそこのバックネット裏は異質で、接待でチケットを持っている、修学旅行でたまたま席を押さえている、そんな客層が多いので、なかなかカオスでした。篠塚はいねえのかよ、とかしょうもない冗談を飛ばす身なりだけはお金持ってそうなおっさんとか)
そしてそのあるべき姿の究極系が、何の帽子だか分からないけれども、ニューヨークヤンキースの帽子をファッションとして被って、知らないうちに球団に貢献している街のチャラい子たちなのかも(NYYが今ア東で何位か知っている人がはたして何%いるだろうか)しれません。
しゅかしゅーも喜んでくれていたし、ようよしのイラストでも思いましたが、うちのユニフォーム、結構、オシャレじゃありませんという密かな自慢はさておき、これから他の5球団のスタッフの方々はこれからそういう人たちをおもてなし……となるわけですが、5球団、普段見ててもみんなイベントうまいし、そういう心配はないですし、ラブライブ!のライブ会場にプロ野球選手がお邪魔する訳ではなく、普段、NPBがやっている野球の興行にゲストを呼ぶという形なので、本当にいつも通りしているのが、一番だと思うのですが、いつも通りしちゃいけないのは、たとえたまたま内容が悪い試合になっても「ラブライブ!のせいで負けた」なんて八つ当たりをしちゃうことです。我々、野球ファンはそんな八つ当たりをしている人たちに感覚が麻痺して鈍感になってしまっていますが、たまたま来たのにそんなイヤな思いをしたら普通は相当ショックを受けます。(今のところ観戦したら全敗なんだよね→疫病神め、二度と来るなよみたいなノリとかも)
どんなコンテンツも魅力があるからコンテンツとして成立しているわけであって、それを理解できずに、批判する批判されてしまうという世界はやっぱり寂しいものがあります。12球団あったら、半数からそれ以上がイライラしているコンテンツなんて存在する意味あるのなどと言われちゃったら、それが図星であってもイヤじゃありませんか。だって、それ以上に嬉しい瞬間があることを知っているからこそ、野球ファンをやっている人ばかりなのですから。
ということで、ラブライブ!のファンの方もそうでない方も、まだまだ続くラブライブ!×パリーグの試合を是非楽しんでください!
という何から目線なチラ裏文章でした。
ついでなので、松川選手が中1の年にせこせこ書いてたSSもここに晒しちゃいます。
密かな観戦計画。
67回羽田盃(S1)
小林牧場厩舎出走予定馬
イルヴェント(牡3)
リコーヴィクター(牡3) (母父シンボリクリスエス!)
ほな、また。
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