ウイークエンド行者 春分の戸隠で祈ってきました。
今年の戸隠神社節分追儺祭以来、久しぶりに戸隠に帰山して参りました。
あれほど雪が積もっていた奥社の参道もうこんなでした。
春だなあ。
ここのところ雨続きでつるつるとなった奥社参道をそろりそろりと進み。
法螺貝を道中立てつつ。
スノーシューに履き替えて森の中へと入ってきたわたしたちだ。
戸隠には雪があるときしか行けない秘所が沢山あるのです。
基本戸隠山の裾野はブッシュに次ぐブッシュ。笹やとげどげの木たちが背丈を超えて生い茂り…行く手を阻むのです。それらを2メートルを超すような雪が覆い隠してくださる冬は歩きやすいのです。くまも寝てるから安心。☺️
これが節分辺りの森の中。このころはブッシュは隠れていますが、雪がふかふかでお腹まで埋まりながらラッセルです。それもまあ楽しいものです。
この時は森の中であるものを発見!
おわかりになりますかしら。
これは黄蘗なんです。
大峯山に行きますと、陀羅尼助という秘薬があります。その原料。煮詰めて丸薬とするのであります。樹皮を少し削ると黄色いねっちょりとした液体が…苦い苦い。
戸隠山の陀羅尼助を作ろうかしら。
行動食を切らしてしまい、樹皮をかみかみしながら歩いたわたしだ。
戸隠の森の中の秘所は画像を記録することが憚られますため余談で失礼します。
そこには熊のファミリーが二家族ほど暮らしていて、もうそろそろ起きてくる頃。
そうなればしばらくはそこに通うことも出来なくなります。
春は待ち遠しくもありますが、戸隠の行者が籠もった窟には近づきにくくなって参ります。寂しくもあります。
ということで久しぶりの文章はとりとめも無く失礼致しました。
最後に立春の日の鏡池の映像をお送りします。ありがとうございました。
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