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雨宿りの寺で

大雨に見舞われた神奈川。天気予報の忠告を無視してふらり訪れた鎌倉。

何かを撮ろうと、漠然と。

さすがは東京から一番近い古都。平日ながら結構な数の人。

馴染みの街だからか、なかなかシャッターを切れない。

いっそ浴衣で歩く女の子たちに声でもかければよかったか。

雨の匂いが漂う古都で、僕は一人。

結局は、風景。。。

気になる喫茶店は山の向こう。

歩いていこう。きっとまだ大丈夫。

あの寺にも行ってみよう。

ここで大雨。

山門に取り残されたのは、孤独な男とフランス人家族。

ここに後でスペイン人一家も加わった。

結局、人を撮れたのは彼らだけ。

なんでだろう、外国人のほうが頼みやすいな。笑



私の写真には、華やかさが足りない。細やかさが足りない。

丁寧さが、足りない。

「撮りたい」思いに、十分向き合えていないのかもな。


あと、なんだかんだでカメラのモードに頼る。

向き合って、マニュアル撮影にも慣れたら、その先に何があるんだろう。


雨宿りの寺で、私は自分のいい加減さを知った。

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