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俺のおやじ、ミノル 【其ノ拾参】俺のおやじ、ミノルは、 赤ん坊だった俺に●を飲ませたことがある。


俺のおやじ、ミノルは、
未成年だった俺に、酒を飲ませたことがある。
それも、赤ん坊のときに。


ある日、俺が誕生してようやくたっちを始めた頃、
おやじは俺を友人宅に連れて行った。


友人宅では,その頃テレビを買ったばかりで
どうやらそのテレビを見に行くのも
目的の一つだったらしい。


ところが、何を思ったか、オヤジと友人は
俺に日本酒をなめさせたのである。
(もちろんそんなことは覚えちゃいないが∩(*_*)∩)


わたしは、当然ながら目を回して、
どたっ、ごち〜〜〜ん!
と音を立てて倒れた。


ごち〜〜〜ん!……..ん?????


そう、俺が酔っぱらって倒れた先には、
テレビがあったのであった。

それを見たオヤジの友人が放った言葉、

「大丈夫か、テレビ!!!」


   ・・・・・ 


俺もオヤジ同様こどもは好きだが、
オヤジと同じことを、子どもにしようとは思わない。。。


ヒロシ


#創作大賞2022

#俺のおやじミノル


実家にいた頃は、俺にはおやじはいるのか?と思うくらい、夜遅くまで呑みあるっていて顔を見る機会も少なかったおやじ、ミノル。晩年は缶ビール1本を飲むか飲まないか、というレベルの酒量でしたが、それでも楽しく嗜んでいたようです。おやじへの酒代として大切に使わせていただきます。