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~Vol.7~ フリーランスマーケター笹本さん~

「フリーランスに必要なのはスキル・経歴ではない!」

■経歴■
学生時代にマーケティング、
直近では広告の新規営業をされていた笹本さん。
もともとフリーランスはまったく考えていなかったという。
ひょんなきっかけから受注し、現在では月収100万を超え、
フリーランス部を立ち上げ、多方面へフリーランスへの
なりかたを発信し精力的に活動中。
しかし、インタビュー中
「フリーランスは一生は無理です。」
との衝撃的なコメント!
その真意は!?

■お仕事の依頼・ご相談は
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※笹…笹本さん ほ…ほっぺ


●現在のフリーランス部としての活動

ほ「本日はありがとうございます。プロフィールを拝見したのですが、
現在[フリーランス部]の活動もされているんですね。
まずは現在している活動から伺ってもよろしいでしょうか。」

笹「こちらこそ、ありがとうございます。
現在は8案件関わりながら
マーケティングや企画の仕事をしています。
実はフリーランス部はまだ立ち上げたばかりなんです。」

ほ「そうなんですね!
フリーランス部を立ち上げたのはどんな理由ですか?」

笹「フリーランスをしている方の8〜9割の方が
現状満足していない、という現状がありました。
それで何が満足していない原因かというと、
みんな仕事が受注できないのです。そう簡単には。
なので仕事がとれないと自分自身が金銭的に余裕がなくなり、
目の前の案件をどうにかこなすっていうところに焦点がいって
『今後どうしていこうかな?』と考える暇がないんですね。
今後フリーランスとして活動したい気持ちはあるけど
『会社員に戻った方がいいんじゃないか?』と
葛藤している方がいらっしゃいました。
あとはフリーランスとして活動して
SNSで発信なんかをしていると相談をよくされるんですね。
『フリーランスとして働きたいんですけど、
何からやったらいいですか?』
という相談が多くて、相談自体はすごく嬉しいので
回答はしているものの、基本聞かれることって
ほぼみなさん一緒なので、
『だったら一度で伝えられる場とか
きっかけとかがあればいいんじゃないかな?』
と2つの目的で立ち上げました。」

ほ「そうなんですね。反響はいかがですか?」

笹「そうですね、求めていたっていう声の方が結構多いのと、
人によってはオンラインの流れがきているものの、
オフラインの場をつくるってことに対して
すんなり受け入れてもらえていないんです。
『オンラインの方がやりとりしやすくていいですよね』
みたいなお声をいただくので、
そこはもう少し時間をかけて
オフラインの価値の理解の促進を
進めていく必要がありますね。」

ほ「笹本さんが感じている
オフラインの価値ってどいったところですか?」

笹「会う会わないが大切、ということではなく
仕事の話をする上で見ず知らずの人に
大事な案件を渡すかというと、
僕はないなぁと思うんですよね。」

ほ「それはそうですよね。」

笹「信頼関係があって、が前提だと思います。
例えば友達に
『このお店めっちゃよかったから今度デートに使ってよ』
みたいな例え話だったらわかると思うんですけど、
見ず知らずの人だと
『あんた誰やねん』ってなりますよね。」

ほ「たしかにw」

笹「だったらちゃんと関係性を紡いでから
案件の話をするのが順番ですよね。
お互いが持っているリソースを開示しあって
関係性を深めてもらうのが目的なので、
その目的に対してコミュニケーションの手段が
オンラインだけだと薄っぺらいなぁと思っていて。
だったら1回呑みでもお茶でも
『あ、この人ってこういう人なんだ』って理解しあってから
真面目な話や仕事や情報を提供しあう方がいいのでは?
というのが背景です。」

ほ「仕事のためにではなく、コミュニティなのですね。
結果的に仕事を回すことができればいいのでしょうけど、
その前に人間関係を作る方が大事なんですね。」

笹「そうですね。
コミュニティって言葉も僕は迷っていて。
今オンラインサロンが普及しているからこそなんですけど、
どうしても運用側のハンドリングによって
うまくいくか・いかないかが
問われてしまっていることが多いです。
加えて運用側が月々の会費をとるってことも
ビジネスモデルとしてはアリなんですけど、
僕はそこで儲けたいわけではなく場の提供なんです。
仕事したい人ってモチベーションが高く自走してくれるので、
コミュニティ側・運営側できっかけを与えることで動く人って
僕はなんか違うと思ってるんですね。
なので強い繋がりを作るためにFacebookやLINEで
グループを持っておくではなく、
ハッシュタグでまず繋がりましょう、
みたいなことをきっかけとして
活動を今動き始めたところですね。
正直まだうまくいくかどうかは不透明なので
3ヶ月くらいやってみてどうしようかな、
と考えているところです。」

●フリーランスになるまで

ほ「もともとマーケの仕事をしていたんですか?」

笹「直近3年間は広告会社の新規営業をしていました。
なのでゴリゴリマーケターかというと・・・・
もちろん広告営業なのでマーケの知識は使うんですけど、
世間一般で言うと劣るかな、という感じです。
学生時代に2年間マーケティングの仕事していた経験があるので
今マーケティングという手段を使って
お仕事をさせてもらっています。」

ほ「フリーランスになろうとしたきっかけは何でしょうか?」

笹「僕の場合はフリーランスに
なろうと思ってなったわけではなくて、
ひとまず会社をやめて
その先にフリーランスがあった、というパターンです。
なので転職活動もしてましたし、
どの会社に転職しようか迷ったんですが
自分にとってしっくりくる会社がなくて。
周りの経営者の方に相談してみたら
「フリーランスっていう手段もあるから一回挑戦してみたら?」
とアドバイスをもらいました。
『それ新しい!』と感じて
動いたのが僕のきっかけですね。」

ほ「ということはもともとは
フリーランスという選択肢自体がなかったんですね。」

笹「全然なかったですねぇ。」

ほ「そうなると常に聞かれると思うんですが
最初の受注ってハードル高いと思わなかったですか?」

笹「いやぁめちゃめちゃそれは思いました!
会社勤めしていると出社したら仕事があって、
毎月お給料がもらえる。
それがメリットかなと思います。
フリーランスって仕事がない状態からスタートするので、
『どうやって仕事とっていくんだろ・・・?』
っていう疑問から始まります。
その疑問を解消するために
周りのフリーランスの方に
『どうやって仕事とってくるんですか?』と
マーケティングリサーチから入りました。」

ほ「wマーケティングの経験を活かされていますね!w」

笹「はいw」

ほ「笹本さんのように学生の頃から
マーケティングの勉強・仕事していても
ハードルが高いんですね。」

笹「そうですね。
そこはフリーランスの方みんな同じように感じてますね。」

ほ「笹本さんはどんな流れで受注されたんですか?」

笹「1件目は紹介からの数珠繋ぎでいただきました。」


●最初の1円

笹「フリーランスの中にもいろんな中身があります。
僕の場合は業務委託で1件目をもらったんです。
なりたてはまず仕事がないので
『どうやって仕事を獲得しようか‥』
と悩んで知り合いに片っ端からLINEしまくりました。
そこで相談した1人の方が人材の仕事をされていて、
「知り合いが困ってそうな人がいるから紹介するね。」
「ぜひ!」
といった流れで紹介していただきました。
紹介いただいた会社は
エンジニアとか多様な案件を扱っている会社さんで、
その会社さん経由でいろんな方を紹介していただいて。
その繋がりで1件を受注した流れです。」

ほ「最初はどんな仕事だったんですか?」

笹「案件としては今も継続しているのですが
大手通信会社の企画や営業推進や新規営業の仕事ですね。」

ほ「それは何人かのフリーランスチームで運営してるんですか?」

笹「いえ、もう僕はその会社の人として
外部の方や周りからはみられています。」

ほ「入りこんで企画して、実際お客様とも話をして‥
っていうような感じですか?」

笹「そうです、そうです。」

ほ「その案件をとれたのはご自身でなぜだと思います?」

笹「いろんな理由があると思ってるんですが‥
たぶん大事なことってスキルではないと思います。
「僕はこれができます」とスキルを伝えると
そのスキル市場の中で自分を並べられて、
頭出れば採用されるし頭出なければ採用されない。
スキルの物差しで測られるのかな、と思ってます。
僕が大事にしてるのは、スキルうんぬんではない、と。
自分が人間関係を紡いだ先に仕事があると思ってるんで、
だから紹介に拘って行動しています。
なぜなら、間に紹介者を立てることで
僕ができる/できないではなく
人間関係がありきでの僕なので、期待されるんです。
なので『この人の紹介なら間違いないよね』
となるので受注ももちろんしやすいですし、
そこから案件が切れるってことも少ないはずです。
仮に10言われてることのうち2だけができなくても、
きちんとそこに人間関係があれば
「次こういうのやってみる?」
ってチャンスになりやすいし
仕事が切れにくいです。」

ほ「うんうん、確かにそうですね。」

笹「動いているうちに
人間関係が大事だっていうことが
少しずつ動きながらわかってきました。」

ほ「面白いですね!
しかもそれを狙ってとか意図してではなく、
『やべぇ!仕事がねぇ!』と
がむしゃらに動いた先にわかったのが
人間関係が一番大切だってことなんですね。」

笹「そうですそうです。」

ほ「会社員の時ってそこまで意識されてましたか?」

笹「今ほど意識してなかったですね。」

ほ「今は相手に伝わりやすいという意味で
マーケティングの話をされているけど、
できることはそれだけではなく、という状態なんですね。」

笹「そうですね。
『じゃあ何ができるの?』の視点ですと
キャリアとしては広告の運用・新規営業の経験しかないんですよ。
その2点だと「じゃあできることはセールスだよね」
と言われれば‥その通りなんですw
『マーケティングって言う割には広告運用しかできないじゃん!?』
と突っ込まれればその通りなので
半分詐欺のように聞こえますが、
自己ブランディングをかけて
暗示をかけて自走していますw」

ほ「大きく話して自分でスキルをあとから足していってるんですねw」


●笹本さんの差別化戦略

ほ「他の方との差別化って
どのように考えてらっしゃいますか?」

笹「フリーランスとして1年間動いてきて感じたことは、
『この働き方を一生することは無理だな』
ということを感じています。
なぜなら、フリーランスとしてはスキルを磨き続けるしかなく、
それは少しでも他者にスキルを抜かれると
自分の市場価値が一気に下って
信用も下がってしまうんです。
まさにレッドオーシャンの中に飛び込んでいく感じです。
理想としては2021年の夏には今の働き方をやめたいです。
「将来はどうするの?」って
よく聞かれるんですけど、
優秀な人を集めてチームをつくり、
仕事をしていくのが次のステップです。
優秀な人って‥世の中にめっちゃいるんですよw
ただ、実際に優秀な人が稼げているかというと、
それは全然別の話なんです。
普通に考えると、優秀な人が集まれば
なんでもできると思いませんか?
でも現実的にそうではないんです。
つまりは何をやるかではなくて
だれと一緒にやっているかであり、
なんでも実現できるような状態に自分たちがまずなる、
ということが大切なんだと考えています。」

ほ「具体的な数値目標は
どのように設定されていますか?」

笹「まず価値観というか仕事感が合う人と組んで、
30歳になるまでに年収3,000万円を達成します。
2027年の自分が35歳のときに5,000万円を達成をして、
25歳のときに感じていた
『何かしなきゃ』と
もがいていた時から10年間で、
普通のサラリーマンだった人間が
いろんな人間の縁を紡いで結果を出すことは
単純にすごいことだと思うんです。
その10年間の努力や葛藤を、
出版や講演会を通じて
中学生や高校生とか
キャリアに不安を感じてる大学生などに対して
伝えたいなと思っています。
中学生高校生・大学生さんが僕の影響を受けて
「何かやりたい。けど何からやればいいんですか?」
と質問されたときに
「だったらうちの会社で働いてみたら?」
みたいなインターンのような会社、
現場で実践ができるような場をつくりたい、
というのが僕のビジョンで方向性ですね。」

ほ「そのビジョンがあっての
フリーランス部だったりなんですね?」

笹「そうですね。」

ほ「そのビジョンは
会社という形にはこだわっていない、
ということですか?」

笹「ゆくゆくは法人化はしたいです。
今法人化しても
「何するんですか?」と聞かれてしまいます。
みんな何をするかに執着するんですけど、
何やるか定めてもいいけど
来年には変わっているかもしれないし、
コロナの影響も受けるでしょうし、
なかなか決めることは難しいですね。
今はフリーランス部という部活を通じて
優秀な人をピックアップをして、
『俺と仕事したら未来性あるよ』
を伝える場としてフリーランス部を
活かしていくのが一番なのかな、と思っています。」


●優秀な人、とは?

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