仕事が嫌だったらすぐに転職しよう

逃げの転職

「10回」

この数字が何を表しているのか。それは、私が仕事から逃げた回数である。

「つまり私はこれまでに転職を10回行ってきたのである。」

転職には2種類の転職がある。キャリアアップの転職と逃げの転職だ。

キャリアアップの転職とは、収入や地位を上げたり、より高いスキルを獲得するために行う転職のこと。

逃げの転職とは、その仕事や嫌という理由だけで職場を変えること。

一般的には逃げの転職は「ダメな奴」として見られる。私の経験から言ってもこれは事実だ。

転職をするたびに周りから「逃げ癖がつくよ」だとか。「転職は良くない」だとか言われてきた。更にとある会社の面接では「忍耐力がないねぇ」と言われる始末・・・

忍耐力...?「クソくらえ!」である。

逃げていい。嫌なら転職をするべきだ。逃げれないやつの意見なんて無視してしまえばいい。

逃げ癖のない忍耐力のある立派な人間は、22になり就職してから嫌な仕事を約50年間続けるのだろう。そんな人生何が楽しいのか。

嫌な仕事を我慢して日々生きていく。これのどこが偉いのだろうか。自分の人生を無駄にしているとしか思えない。

仕事というのは人生の3割を占めると言われているが、私はもっとだと思う。

仕事は人生の7割を占めている。

1日は24時間だが、睡眠やお風呂、食事といった絶対に必要な生きるための時間を考えると1日の自由な時間は15時間ほどだ。
※睡眠が7時間、お風呂や食事で2時間で計算

仕事のために使う時間は1日11時間ほどになる。
※通勤に1時間。会社では8時間労働+1時間休憩+1時間残業で計算

1日の自由な時間ベースで考えると仕事は人生の7割以上を使っていることになる。

嫌な仕事を選んだ時点で人生の7割を捨てたことになるのだ。残りの3割がどれだけ充実していようが、仕事が嫌だと人生の殆どが嫌いなことで埋まってしまう。

おまけに嫌な仕事は、あなたに成長や十分な収入を与えてくれることはない。

嫌な仕事を我慢している人たちは「会社という名の刑務所」に入っているようなものなのだ。

逆に考えれば仕事が楽しいと人生の7割が充実する。好きなことを仕事にできた時点で幸せになれるわけだ。

好きな仕事と好きな食べ物

好きな仕事なんてない。楽しい仕事なんてないと悲観する人がいる。そういう人に限って転職すらしたことがなかったりするのだ。

1つの仕事しか知らないのに世の中には好きになれる仕事なんてないと言ってしまう。違和感を感じないだろうか。

シンプルに考えれば簡単だ。食べ物で考えてほしい。一番好きな食べ物は何?と聞かれたら全員答えることができるはずだ。

私はお寿司が好きだ。ではなぜ一番お寿司が好きと言えるのかを考えてみる。それは、お寿司以外の食べ物をたくさん食べてきたからお寿司が好きだとわかるのだ。

美味しいものも、不味いものもたくさん食べて比べたからお寿司が一番好きだと言えるのだ。

もしも、食べ物をお寿司しか知らなかったら?好きも嫌いもないだろう。だってお寿司以外の食べ物を知らないのだから。

仕事も同じだ。色んな仕事がある。たくさんの仕事を経験すればその中で好きな仕事を見つけることができるのだ。

仕事の数が多すぎて好きになれる仕事に出会えずに終わってしまうと不安に思う人もいる。

でも安心してほしい。必ず好きな仕事は見つかる。絶対にあるのだ。探すことさえ諦めなければ。

嫌なことを我慢し40年生きる。
楽しいことをして40年生きる。
あなたはどっちの人生が良いだろうか。

時給900円の正社員を辞めるのが怖い人たち

どうやら好きなことを仕事にしたいけど、今の会社を辞めるのが不安な人が多くいるようだ。

私の勤めていた会社にもいた。毎日疲れた顔で仕事をして、時には残業で遅くまで残っている。ちなみに残業代はでない。

この人たちは転職の話になると決まってこう言うのだ。「ここを辞めたら仕事がないですよ」とか「この仕事以外私にはできない」とか。

この会社の待遇はけっこう悪い。月収や年収ではなく時給で考えてみるべきだ。

計算するのはとても簡単で、、月収+ボーナス総額÷実労働時間。大切なのは実労働時間だ。残業はもちろんサービス残業も入れること。

私の知人で計算すると時給900円である。

驚くことに知人は時給900円の仕事を失うことを恐れているのだ。しかも昇給の見込みもない仕事を。

このようにやりがいもなく、賃金も低い職に必死にしがみついている人たちは知人に限らず多くいるのだ。

この仕事がなくなったら他に仕事はないと言わんばかりに頑張っている。つまらない仕事も我慢。めんどうな上司も我慢。プライベートが確保できなくても我慢。

私には信じられないことだが、自分をすりへらしながら人生を楽しめない現状をただ耐えているのだ。

何度も言うが、仕事は人生の7割を占める。人生を楽しみたいのなら好きな仕事をするしかない。

逃げの転職をすればよい。嫌なことからとことん逃げて、好きを探せば良いのだ。

逃げ続けた先

逃げの転職を繰り返した私は好きな仕事に就けたのだろうか。20歳で就職して26歳になった。その間の転職回数は10回だ。

結論からいうと今は好きな仕事をして充実した生活を送っている。

好きなこともたくさん見つけた。好きなことを一生懸命やっていると次々といろんな発見をする。挑戦したい事が山ほど出てきたのだ。

好きを見つけたらあとは全力でやりきるだけだ。嫌々仕事をしている時とは違い夢中になって取り組める。

その瞬間は間違いなく人生で一番楽しい時間になるだろう。

私は、転職を繰り返す過程で、年収が200万円を切ったこともある。貯金は10万円を下回ったりもした。お金がなくて車を売った。それでも後悔は一度もしていない。好きな仕事を見つけた状態の人生はそれだけ楽しいのだ。

あなたはどうだろうか?

今を楽しめているか?
このまま死んで後悔はしないか?
嫌なことをだらだら続けていないか?

自分の人生を楽しむには、自分を変えるしかない。待っていても幸せはこない。今すぐ行動しよう。

過去でもない、未来でもない
今この瞬間を夢中で生きるのだ。

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