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ルワンダ キナジ ウォッシングステーション

久しぶりに、自分のためにコーヒーを淹れました。

毎日毎朝コーヒーを淹れて飲んでいますが、そういうルーティンじゃない、ちょっと特別な時間を作って、銘柄を静かに選んで、他のことを考えないで落ち着いて淹れるコーヒー。

沁みます。

トップにドライフィグのようなフルーティーな香り、
温州みかんのように柔らかい柑橘系の酸、
赤ワインや紅茶のようなフレーバーがあって、花の蜜を感じる後味になるこのコーヒーは、
たぶん野菜の酸味や苦みと合わせるととても良い組み合わせ。
お食事のお供に良さそうです。

〈Brew Log〉
豆:Rwanda Kinazi Washing Station
抽出:December Dripper(半浸漬式)
抽出温度:96℃
カップ:Avensi Senti


このコーヒーの瑞々しいフルーティーさと万華鏡のようなフレーバーは、
キナジWSが、生産者に高品質なコーヒー生産に意欲的になってもらえるよう様々なプロジェクトで生産者をサポートし、オーナーと生産者の信頼関係が成り立ち、品質の理想を全員が共有できていることに大きく関係しています。
実際に、スタッフの方々の丁寧で真面目な仕事ぶりで、高品質なコーヒーを生み出しているウォッシングステーションです。

そして、当店の焙煎で、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味を引き出しています。

味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。

当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。


Rwanda Kinazi Washing Station
〈地域〉ルワンダ キナジ フイエ
〈品種〉ブルボン
〈標高〉1,600~1,800m
〈精製方法〉ナチュラル
〈テイスティングノート〉
ドライいちじく、アプリコット、ネクタリン、ぽんかん、みかん、花、セイロンティ、赤ワイン、モルトシュガー など



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