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インドネシアからの玉手箱〜Indonesia Permata GAYO Coop Fair Trade Sumatora〜

大地感と呼ばれるインドネシアの豆に多く感じるフレーバーが、フルーツバスケットに入ってやってきた、そんなイメージが浮かぶ豆です。

Indonesia  Permata Coop Coop
〈地域 / 農園〉スマトラ島 アチェ州 ベネルムリア県 ペルマタガヨ農協
〈標高〉1,200-1,600m
〈品種〉ティムティム、アテン他
〈精製方法〉スマトラ
〈テイスティングノート〉チョコレート、オレンジ、バナナ、スズラン、リキュール、ラムネ、ハチミツ、シロップ、桃

インドネシアのスマトラ島の北部に位置するアチェ特別自治州。そのなかもでも標高が高く、大地の恵みを十分に受けるベネルムリア県。その中心にペルマタガヨ農協があります。この農協のコーヒーは、インドネシアアラビカコーヒーの中でも高品質をつくると言われているタワール湖を望むこのエリアの生産農家、約36家族が集まり作り上げています。
機械ではなく手摘みでチェリーを収穫し、精製後インポータースタッフが直接現地で品質を見定めて日本に出荷されてきます。
この豆自体はフェアトレード・有機認証を受けていますが、当店では小分けで購入しましたのでそれを謳うことはできません(原袋と呼ばれる輸入時の袋から豆を取り出してしまうと、認証外になってしまうためです。)
ですが、環境・人・品質に配慮された手のかかった豆であることは、味わっていただければ伝わるかと思います。

その味わいを出すために、当店では、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味が持続することを目指しています。
味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。
当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯から淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、高い温度で淹れ始めることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。


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