「イマイ科学さん、鉄人を送り出してくれてありがとう。」
「歩んできた日々、その出来事：鉄人28号、出会い」
初めて手にしたプラモデルは、鉄人28号でした。
お正月、両親からもらったお年玉を持ってプラモデル屋さんに直行。
「ゴールド成形、リモコン鉄人28号」を手に入れました。
うれしくて、うれしくて箱を、何度も、何度も、開け閉めしていました。
小学4年生であった私は、自分では作れず、3歳年上の中学生だった姉に無理やり作ってくれと頼んだ。
出来上がった鉄人は、接着剤がボディからはみだし、リモコンの正太郎の腕を上下させても、全く鉄人は動かなかった。
仕方なく、コードを直接乾電池につなぎ、遊んでいました。
その時は心無いことを言ってしまったが、本当に「姉ちゃんありがとう。」
当時は、ブリキの玩具やプラモデルが主流で、デパートのおもちゃ売り場では、ガラスケースの中に展示されておりそれは瞬いばかりでした。
イマイのプラモデルが大人気で、学校から帰るとプラモデル（ロボット、潜水艦サブマリン707）を手に友達と暗くなるまで遊んでいました。
友達の家、学校の池が主な遊び場でした。
「僕は正義の鉄人、友達は悪の鉄人」と云って戦せていました。
そのせいでよく喧嘩をし、泣くのはいつも私でした。
でもまた翌日になると何も無かったように、ケロッとして「いつもの遊び友達」と遊んでいました。
私の鉄人はリモコン鉄人のゴールド色その当時「450円」、友達の鉄人はコゲ茶色で「350円」、他の友達からも一目置かれる自慢の鉄人でした。
その当時、白黒テレビで鉄人28号が放映されており、「一粒で二度おいしい」のキャッチフレーズで一世を風靡したグリコ」がスポンサーをしていました。
オープニングから流れる歌、「ビルの街でガォー、夜のハイウエーでガォー」鉄人28号は、少年であった私を虜にしました。
また「グリコ、グリコ、グーリーコー」と流れる歌は今も懐かしくと思い出されます。
「鉄人との再会」
これを手にしたのは、私の子供がすでに高校生になっていたと思います。
懐かしく大人買い（2個購入）したものの、ギアボックスが入っておらず
仕方ないか、あきらめたのですが、「あの時、子供頃の自分が目覚めたのです。」
ひたすら、ネットでギアボックスの情報を集めました。
「ギアボックスの形状、ギアの歯の枚数」概ね分かってきたのですが、作ってみるのですが、「ゆっくりと回すことが出来ず」、鉄人特有のゆっくりとした歩き「のっし、のっし感」が出せずに、お蔵入りとなってしまいました。
「製作：時の経過」
その間、イマイ科学さんが会社の再建、更には倒産となってしまうのですが、私としては、残念で仕方ありません。
その間、オークションでイマイさんの鉄人（ギアボックス入り）を入手しておりました。
概ね形、歩行スピードを落とすことはできるようになったのですが、今井科学さんの「のっしのっし」感を出す技術は素晴らしいです。
鉄人28号、ビッグＸ、Ｖ-3号どのプラモデルは本当に素晴らしいです。
技術のない私にはそろそろ妥協をする年齢となっていました。
バンダイ鉄人28号との出会いから既に30年近く経っており、私の孫は高校1年生です。
既に定年退職をし、パートで再雇用と働いている現在です。若い社員に事務手続きはこのようにするんだよと説明しても、「今は別で忙しいからやってもらっていいですか。」と返答され「今の若いやつは」と愚痴をこぼす年になっています。
「製作：妥協」
妥協した鉄人は30年の時を経過し、塗装ははげ、何度も修理のため分解接着を繰り返したため「ボロボロの鉄人」ですが、私にとっては「あの少年期の鉄人」に負けず劣らずのものです。
よろしければ、YOUTUBEチャンネルに投稿していますのでご覧いただければうれしく思います。
https://www.youtube.com/@hopek1954
また今後、「歩んできた日々、その出来事」「自分史」「日々の日常」について投稿したいと考えております。
どうぞよろしくお願いします。
閲覧頂きありがとうございました。
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