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地域おこし企業人を卒業しました。

hope for 三浦です。

引き続き厚真には今までと変わらずお邪魔するし、仕事も変わらずつづけるんだけど一区切りの日。3年間の「地域おこし企業人」卒業です。

コロナの影響で3月は厚真にほとんど帰れなくて、お世話になったみなさんにきちんと区切りのご挨拶もできなかったので、ここに書いとこうと思います。

行く場所から帰る場所に

3年前は「行く場所」だった厚真は、僕にとって「帰る場所」になりました。自分の人生で間違いなく一番濃密でたくさんの実りをもらえた3年間でした。

でも、今だから言えるけれど、最初の数ヶ月は厚真に行くのがとても辛く逃げ出したい、と思っていました。

会社には「地域の仕事をつくってきます!」と豪語して入ってみたものの待っていたのは空回りの日々。月に1週間ほどしか厚真に行けず、行っても何をしていいかわからない。会社の仕事にもぜんぜん繋がらない。町の役にたっているのかどうかわからない。

思えば勝手に自分で思い込みプレッシャーを感じていただけなのですが、当時抱えていた仕事もパンクしてしまい、最初の夏で僕は精神的に参ってしまいました。会社に行くのがやっとという状態の自分を助けてくれたのは厚真での日々でした。

厚真の空と人に僕は救われた

あるとき、農家のおばちゃんに届け物をもっていく機会がありました。おばちゃんは田んぼで農作業をしていたのですが、手を休め話しかけてきてくれました。

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「ほれ、空みてみ。きれいっしょ。私ここから沈む夕日をもう50年以上みてるけど、ぜんぜん飽きないんだ」

そう言われて見上げた空がほんとうに綺麗で、僕はおばちゃんと一緒に30分以上ただただ、厚真の空を見ていました。

そんな自然の営みの中にある日々と、そこに暮らすみなさんとお話する中で僕は救われました。

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それから、この景色と暮らしを100年先にも継いでいくために、やれることをやってみよう。そう思うことにしました。

僕が厚真で得られた一番大きな気づき

ひとりでできることなんてたかが知れている。自分ひとりが頑張る、ではなく、できる人たちと一緒に頑張る。そうして僕は、「助けて」と言えるようになりました。

僕が厚真で得られた一番大きな気づきです。

それから僕は、素敵な人に出会うと「厚真来ません?」とお声がけするようになりました。厚真をきっかけに、これまで出会うことがなかったたくさんのご縁に恵まれるようになりました。震災後はとくに。

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自分の厚真での役割は地域と外のご縁をつなぎ、新しい価値を地域に生み出していくことなんだ。そう自信をもって思えるようになりました。こうして生まれてきたご縁のおかげで、3年前には想像もつかなかった今があります。

冒頭にも書きましたが引き続き変わらず厚真には帰ります。が、ひとまずの一区切り。ありがとうございました。引き続きかわらぬお付き合いをお願いします。また、4月に厚真帰ります。(コロナでちょっと遅くなるかもだけど)

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