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考える障害者(ホーキング青山・新潮新書)を読んで

ホーキング青山という身体障碍者の芸人が障害者を取り巻く環境について書いている。自身が身体障害者という事もあってか、主に身体障害者について書かれているようだ。障害者を聖人君子のように世間は扱っているというけど、むしろ障害者は世間の役に立たない不良品。一言で言えば「バカ」で済まされているのではないだろうか。精神障害者にいたっては、犯罪者のように見ている人もいるのではないか。障害者というと差別的なネガティブなイメージがあるから「障がい者」と表現している場合もあるが、なんとも中途半端で、いっそのこと、「しょうがいしゃ」と全部ひらがなにしてしまった方がスッキリするのに、とも思ってしまう。障害者を理解できない、どう接すればいいのかわからないといのは、日本に来た外国人とどう接すればいいのか分からないというのと同じレベルの話だろう。偏見の目で見ずに、普通に接すればいいだけだ。

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