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よくがんばりました。(喜多川秦・サンマーク出版)を読んで

(よくがんばりました。)、とは、校長先生が授業に使うようにと先生方に配ったスタンプの事だ。
嘉人のお父さん哲治は、生活能力の無いダメな人だと思っていたけど、陰で多くの人を支えていた。なぜ、それを自分の幸せに生かさないのかが不思議というか、もったいない気がした。
嘉人は貧しい中、苦労して生きて来たけど、苦労しているのはみんなそれぞれにあるのだと思う。
哲治のようにダメな悪い人かと思っていたら、別の人は、感謝していたりという事はよくある事だろう。
つまり、たくさんの価値観でその人を見ないと、本当のその人は見えてこないという事だろう。
逆に、他人の価値観によって投影された自分の本体が、どう見えるかを気にしていたりする。
また、人生で大切にしてきたものを捨てるのは難しい。
しかし、そういった執着を捨てれば人生は楽になる。

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