見出し画像

だから私は明日のきみを描く(汐見夏衛・スターツ出版株式会社)を読んで

見た感じが綺麗な本。本を見ただけで中身がわかってしまうくらい綺麗な絵の背表紙となっている。
内容は、ひねりも何もない純粋な青春恋愛話となっている。
遠子は地味で目立たない文科系女子。遥は可愛くて性格も優しい華のある女の子。遥は遠子にとって、命の恩人で親友だ。二人は同じ男の子彼方を好きになってしまうという三角関係になる。遠子は身を引こうとするが抑えられない気持ちがいじらしい。彼方は遥より遠子の方が好きで、遥はショックを受けて遠子と一時疎遠になったり、でも、また仲直りしたり。
大体、読む前から話がわかってしまう感があるので、安心して読める。

人を好きになるということは、
何枚もの絵を描いていくように、
相手を思う気持ちやふたりだけの思い出を、
丁寧に大切に積み重ねていくことなんだ。

と、最後は綺麗にハッピーエンドでまとめている。

この記事が参加している募集

#読書感想文

190,929件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?