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アンビリバボーから当たり前の世の中に…

ガチャ。
パチンッ。

リコ専務「うわっ‼️びっくりした‼️ららみぃたんくん、部屋の電気もつけずにどうしたんだね」

ららみ「リ、リコ専務…🥺」

リコ専務「な、泣いとるのかね?どうしたんだ?誰かにイジメられたのか?」

ららみ「いえ、違います。先日『奇跡体験アンビリバボー』を観て感動したことを思い出したら、またまた泣けてきたのです…」

リコ専務「なんと、思い出し泣きかね…。で、どんな話だったんだい?」

ららみ「リコ専務、お仕事でお疲れのところ聞いてくださるのですか❓」

リコ専務「当たり前だよ。ららみぃたんくんが泣くほどのものだろ。で、どんな話だったんだい?」


またまた突如始まりました、リコ専務との掛け合い。
今回は、noterさんの紹介記事ではなく、先日放送された『奇跡体験アンビリバボー』で感動したお話の紹介記事です。

リコ専務とは、ららみぃたんに『紹介業なんてどうですか?』と真顔で勧めてくれたリコさんのことです❣️
専務というキャラがおっさんぽいというイメージがあるので、おっさんっぽい感じで会話してますが本当のリコさんは可愛らしいお母さんです。
リコ専務について

ららみ「それがですね、『一人の男の人生を変えた小さな優しさのリレー』というお話でして…」

リコ専務「ほうほう」

ららみ「ある男性が病気によって、視力を失ってしまったんですね。それで、2年間ほど、息子さんとバスに乗り会社まで行っていたのですが、息子さんが中学に入ると、そのバスには乗らなくなったため、1人でバスに乗らなくてはならなくなったんですよ」

リコ専務「おぉ、それはさぞかし怖かっただろうね」

ららみ「ええ。その通りなんです。バスが来たとかは、アナウンスでわかっても入り口が見えないのだそうです。さらには、空いている席も見えない」

リコ専務「目が見えなくて不安定な中で立ってなくちゃいけないなんて、それも大変だったね」

ららみ「そうなんですよね」

リコ専務「降りる時なんかは、転びやすいから、細心の注意が必要だよね」

ららみ「ええ。まさにその通りで、とても怖かったようです」

リコ専務「うんうん。そうだよね」

ららみ「そんなある日、女の子から声をかけられたんだそうです。そしてその女の子は、バスが来たことを告げ、乗る時背中に手を添えて介助までしてくれたそうです。さらにはイスにも座らせてくれたり、降りる時にも介助してくれたんだそうです」

リコ専務「なんて優しい子なんだろうね」

ららみ「さらに次の日も次の日もその子は声をかけて介助してくれたそうで、それはなんと小学校を卒業するまで4年間ほど続いたそうですよ」

リコ専務「ええっ!すごいね!それは‼️いい話だねぇ」

ららみ「この話はここで終わりではないんですよ。卒業した後、今度は違う子が声をかけてきてくれて、介助してくださったんですよ」

リコ専務「あー‼️‼️‼️」

ららみ「な、なんですか⁉️リコ専務⁉️」

リコ専務「こ、こ、こ、これ、これかね?」


ららみ「これです‼これです‼️️」

リコ専務「おお。凄いね。まさに、小さな手のリレーだね」

ららみ「はい。そして、アンビリバボーではこの話の後日談もありましてね」

リコ専務「後日談があるのかね」

ららみ「このお話は、この信用組合で募集し、この男性が大賞を取られたのですが、この賞をとった後、コンクールで得た賞金を使い、視覚障害者に関する教材を少女たちが通う学校へ寄贈することにしたそうなんです。そして、この時の少女たちと再会してお話をして、新たな事実を知ることもあったようですよ」

リコ専務「おお、それは何かね?」

ららみ「いつもの子が学校を休んだ時には、そっと違う子が介助していたこともあったり。やんちゃなガキ大将タイプの男の子が実は、毎日のように席を譲ってくれていたり。そんな優しさが男性の周りでは、繋がっていたんだそうです」

リコ専務「おお…そ、それは泣けてくるねぇ」

ららみ「ですよね。人に席を譲る、介助する、ということは勇気のいることです」

リコ専務「そうだね」

ららみ「つい、ためらってしまうことってあると思うんです」

リコ専務「うんうん。わかるよ」

ららみ「それをこの子たちは、スッと出来る…出来た…そう思うと…」

リコ専務「いい子たちだよね。私の知り合いでね、全盲の子がいるんだけど、バスに乗っていた時に、座ろうとしたら、女子高生たちがすかさず座ってきたという話もあるんだよ」

ららみ「え?席を譲らずに座っちゃったんですか?」

リコ専務「そうなんだよ。白杖を持っていたから気づくはずなんだけどね。譲るどころか、スッと来て座ってしまったらしいんだよ。これは、実に危ない行為なんだよ。」

ららみ「スマホばかり見ていて白杖を持っていることに気づかなかったのか、白杖の意味を知らないのか…」

リコ専務「白杖が認知されていないのか、目が見えにくい人がどのくらいバスの中で怖いのかということは、なかなかわからないものなのかもしれないし。スマホだけ見ていて周りが見えていなかったのかもしれないね」

ららみ「確かにわからないですね。…あ‼️リコ専務。こちらをご覧ください」

リコ専務「おお。みらい塾長くんじゃないか」

ららみ「はい。みらい塾長さんは、こちらの講座を受けて、実際目隠しをされて体験してみて、恐怖心を感じています」


リコ専務「そうかそうか。ただ同行の仕事を覚えるだけじゃなくて、ガイドしてもらう側の立場を経験するとどんなふうにガイドした方がいいのか身をもって体験出来るね」

ららみ「はい。自分が体験しなければ、目が見えないことがこんなにも怖いなんてことわかりにくいと思うんですよ」

リコ専務「なるほどね。実際に体験してみないとわからないこともあるし、体験してなおさら同行のお仕事の大切さを知ることにもなったんだね」

ららみ「世の中には、ヘルパーというお仕事もありますよね」

リコ専務「おいおい。ここでこれを持ち出すのかね…」

ららみ「こちらもご覧いただきたいです」

リコ専務「2個続けてかね。困ったね」

ららみ「照れているリコ専務も素敵です」

リコ専務「からかうんじゃないよ」

ららみ「リコ専務、やはり白杖を持つというのは勇気のいることでもあるんですね」


リコ専務「そうだね。自分の中ではこのくらいの視野が普通だと思っているからね。なくても大丈夫の部分と、ないと危険な部分と…うーん、色々あるんだよ。しかも人それぞれというのもあるしね」

ららみ「そうですかぁ」

リコ専務「それを言ったらね、逆に目立った方がいいかもしれない案件もあると思うんだよ」

ららみ「…と言いますと…?」

リコ専務「これを見てみてくれたまえ」

ららみ「おお‼️これはこれは不意打ちでご懐妊を発表されたMIKIさんではないですか‼️」

リコ専務「そうなんだよ。めでたいよねぇ…って、しみじみしてる場合じゃないんだよ」

ららみ「あ、はい」

リコ専務「これこれ、このマタニティマークだよ」

ららみ「あぁ、確かに小さいですねぇ」

リコ専務「これをMIKIくんみたいに大きくしたら席を譲ってくれる人も増えると思うんだよね」

ららみ「あぁ、なるほど。白杖の認知を広めることとマタニティマークを大きくすること。どちらもアピールが必要ということですか?」

リコ専務「こういうのもあるんだが、どう思うかね?」

ららみ「おお!これは災害時の時に活用するためのスカーフですね?」

リコ専務「このくらい目立てばわかりやすいよね」

ららみ「これならサポートする方もされる方もわかりやすいですね」

リコ専務「そうなんだよ。わかりにくい障害というものもあるからね」

ららみ「わかりにくい…と申しますと…」

リコ専務「ららみぃたんくんは、人が目が見えない、見えにくいということがわかるかね?」

ららみ「あ…言われてみればわからないかもしれないですね」

リコ専務「耳が聞こえないというのもわかりにくいね」

ららみ「確かに…。足や腕を怪我して松葉杖をついていたり三角巾をしていたらわかりやすいですが、そうじゃない場合は、わからないですね」

リコ専務「他にもいつもと違うとパニックを起こしてしまうとか、字が読めないとか…わかりにくいこともあるし、伝えにくいこともあるね」

ららみ「あぁ、そうですね。逆に、手話が出来る人もアピールしないとわからないですからね。このスカーフに、手話出来ますって書いてあれば手話が必要な人はそのサポートが受けやすくなりますね」

リコ専務「少しでもサポートしやすくサポート受けやすい体制があるとどちらにとってもいいよね」

ららみ「確かにそうですね」

リコ専務「それでね、先程の信用組合で募集した話の中にあったこちらの話を読んでもらいたいんだ」

ららみ「おお…。これはまた素晴らしい考え方で感動いたしました」

リコ専務「うんうん。みんながこのような思いで行動していたら素敵な世の中になるよね」

ららみ「この『助け合うといった行為は目標とか、決められたからやるんじゃなくて、自ずと、自然にやることだよ。当たり前のことなんだよ。』ここに全てが込められていますね」

リコ専務「そうなんだよ。ららみぃたんくんが見たアンビリバボーでの話も決められたことではなく、児童たちが自ら率先してやった素晴らしい話じゃないか」

ららみ「はい」

リコ専務「札幌には、優先席ではなく、専用席という地下鉄があるのを知っているかね?」

ららみ「え?専用席ですか?いえ、知りませんでした」

リコ専務「優先席ではなく、専用席だから障害を持っていたり、妊婦さんだったり、ケガをしている人とか、身体の不自由な人が座る専用席なんだよ」

ららみ「本当に必要な人が座れることにもなりますね」

リコ専務「本来なら、アンビリバボーの子どもたちのように自ら誰かの手助けをする…こんな世の中になってくれたら素敵なんだけどね」

ららみ「そうですね。それこそこのような話が『アンビリバボーだね、素晴らしい話だね』というのではなく、それが当たり前の世の中になってくれたらいいですよね」

リコ専務「うん。確かにそうだね。誰もが生きやすい世の中になっていくといいね」

ららみ「はい。リコ専務‼️」

リコ専務「ところで、ららみぃたんくん。君は新しいことにチャレンジしたらしいじゃないか」

ららみ「あ、企画記事のことですか?」

リコ専務「そうだよ。あの一元観エピソード募集っていうやつ。好評のようだね」

ららみ「はい。おかげさまで、すでに数件エピソードが届いております」

リコ専務「いやぁ。アンビリバボーだねぇ」

ららみ「はい。アンビリバボーです。こんなにも素敵なお話が続々届くなんて…ありがたくて…グスッ」

リコ専務「おいおい。また泣くのかね」

ららみ「いやぁ、本当に嬉しくて感謝の涙が溢れてくるんですよ」

リコ専務「わかるよ。素晴らしい話がたくさんあるしね」

ららみ「リコ専務、見てくださっているんですか⁉️」

リコ専務「当たり前じゃないか。私は君をいつだって応援する専務なんだぞ」

ららみ「ありがとうございます…😭」

リコ専務「ほらほら、泣いてないで告知したまえ」

ららみ「はい。では…素敵なお話も続々届いておりますこちらの私の初の企画。『一元観エピソード募集』よろしくお願いします」



アンビリバボーのお話から、ずいぶん話が脱線してしまいましたが、まぁ、これも私ということで😅

リコ専務、またまたご登場していただきありがとうございます😊

そして、今回サークルメンバーのMIKIさんとみらい塾長さんの記事もお借りしました。

そんなサークルメンバーと作ったアンソロジー有料記事も好評発売中です。
こちらもよろしければどうぞよろしくお願いします😊

最後までお読みいただきありがとうございます😊
幸せをありがとうございます💖
たくさんの愛をありがとうございます💕
うちなる平和を❣️
シュカポン🐼

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