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新宿でゆったりとランチ〜「レストラン はやしや」のオムライス

「ナイトメア・アリー」を見終わり11時、早めの昼食としよう。新宿と言えば、大学生時代から通う「アカシア」が、まず候補に上がるが、その近くにもう一軒洋食の老舗がある。三平ビル(サンパークビル)5階にある、昭和24年創業の「レストランはやしや」である。

「アカシア」は、名物の白い“ロールキャベツ“や、豚ロースのオイル焼き始め、気合の入った洋食屋。一方の、「レストランはやしや」は、昭和のゆるーい雰囲気をそのまま維持する、ごく“普通“の洋食屋である。

“普通“というのは、決して悪い意味ではない。洋食屋なのに“もつ煮“があるなど、メニューはバラエティに富み、 レストラン空間はゆったりとしており、その味にケレン味は全くない、新宿においては貴重な店である。

メニューが豊富なことに加えて、ワインの種類も沢山ある。しかも12時からはハッピーアワーで、1時間飲み放題である。「アカシヤ」のように、席待ち人からのプレッシャーもなく、洋食飲みにもピッタリである。

残念ながら12時前でハッピーアワーは選択できなかったので、1300円程度の白ワインのハーフを注文。

食事は、オムライスに白身魚のフライをトッピングである。

窓側の席で一人、開放感を感じつつ、iPadでNetflixのドラマを見ながら、白ワインを飲み、程なく出された白身魚を食する。下に敷かれたキャベツの千切りには、クラッシックな白いフレンチ・ドレッシングがかかる。

そしてオムライス。薄焼き卵は半熟の部分はギリギリ少なく抑えられ、ケチャップライスをしっかり包んでいる。真ん中にはケチャップがしっかり乗せられた、ザ・オムライスである。添えられたパセリは、最後の口直しにしっかり食べる。

決して人がふらっと入ってくるロケーションでないが、よく知ったお客さんで、丁度良い感じに席が埋まっている。皆、貴重な昭和の空間を楽しんでいるようだ 。

「ナイトメア・アリー」の世界とは全く違う、ごく普通の日常である



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