井上尚弥はフットボールアワーの漫才を観ていたか〜泥棒が心配
先に断っておきますが、若干不謹慎な話です。
フットボールアワーの漫才に、「泥棒が心配」(仮称)というネタがあり、私は大いに笑いました。生放送で漫才を演じるフットですが、“のんちゃん“こと岩尾望は生放送で漫才やっていることについて、「自宅にはいませんよということを、大々的に知らせている」、「泥棒に入られるスキを公に与えている」と、空き巣の心配をします。
岩尾は、とにかく早くネタを終わらせて帰りたい、意に解さない相方の後藤という漫才なのですが、ボクシング、世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥はこの漫才を観たことがあると思います。
井上はドネアとの再戦を2ラウンドTKOと、完璧な勝利を収めます。井上の圧倒的な強さが称賛されており、それは勿論正しいのですが、この早期決着のモチベーションは別のところにあったと思います。それは、早く終わらせて帰らないと、泥棒に入られるということでした。
井上は泥棒を心配し、1ラウンドから攻勢に出ました。井上の右がドネアのテンプルをヒットし、あの一発で試合の決着は事実上ついたと思いますが、ドネアはなんとか持ちこたえます。しかし、それも2ラウンドで力つきました。
井上は予定通り、早く帰宅できる予定でしたが、それを阻んだのはAmazon Primeのインタビューでした。さほど疲労していない様子の井上に、質問は続きます。村田諒太は、自身の自宅には家族がいるからか、空き巣を気にせず、平然と質問していました。
フットの岩尾であれば、「泥棒が心配なんで」、「はよ『もうええわ』言うてくれよ」と、何とかインタビューを打ち切るよう促したでしょう。
あるいは、カメラに向かって「おい泥棒!今からすぐ帰って、パンチをお見舞いするぞ。世界3位のPFP(パンチフォーパウンド)を甘くみるなよ!」と威嚇するのもアリでしょう。しかし、“モンスター“井上が、泥棒ごときを心配するわけにはいきません。
結果、折角2ラウンドで決着をつけたのに、井上は空き巣に入られてしまいました。
犯人は世界のボクシング・ファンを敵に回しています。警察もメンツがかかっています。きっと逮捕されるでしょう。
井上選手、茶化してすみません。お見舞い申し上げます。
ちなみに、私もロンドンで泥棒に入られました。井上選手が言う通り、皆さん気をつけましょう
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