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海外ドラマ「ホワイト・ロータス」〜高級リゾートの裏側は

米エミー賞のリミテッド・シリーズ部門、ワン・シリーズで終了と見やすいこともあり、チェックしています。一昨年は「ウォッチメン」、昨年は「クィーンズ・ギャンビット」と、面白い作品が続き、今回の受賞は「ホワイト・ロータス〜諸事情だらけのリゾート・ホテル」

ハワイの高級リゾートを舞台にしたコメディ、全6話と気軽に見られそうなので、食事時に見ました。監督・脚本は、映画「スクール・オブ・ロック」の脚本・出演のマイク・ホワイト。配信はU-Nextです。

ハワイの小島にあるホテルに、本島から船で到着するゲストたち。ドラマの核となるは3つの異なったグループです。一つは、休暇にやってきた家族。母親はバリバリの仕事人で企業のCFO、父親は健康問題を抱える。息子はオタクで、娘と同行する友人は今どきの若者という一団です。

もう一つは新婚カップル、旦那は金持ちのボンボン、妻はまぁ普通の女性。ハネムーンにやって来ました。最後は、お一人様。母親の遺灰をハワイの海に散骨すると、骨壷持参でやって来た、ちょっと危なそうな女性です。

彼らに絡むホテル側の中心人物は、マネージャーのアーモンド。 これも、ひとくせありそうなキャラクター。新婚カップルの夫は、通されたスイート・ルームが予約したものと違うとして、しつこくアーモンドに絡んでいきます。

もっとも、こんなトラブルは次々に起こる問題に比べれば些細なもので、尖った人たちが、閉鎖された空混んでぶつかり合い、異常な化学反応を示していくのです。

こういうドラマを見ると、アメリカという国はおかしなところだと思います。

アメリカ人とて、コロナ禍で旅行も制限されていただしょうから、その意味でもタイムリーなセッティングです。ドラマの背景として映し出されるラグジュアリアスな雰囲気、ハワイの美しい景色を見ると、旅へと導かれるところもあるでしょう。

私はリゾートで楽しめるタイプではないので、あまり羨ましいとは思いません。特に、このドラマを見ると、華やかな生活の裏側には色々あり、あまりそばには寄りたくないですね。

リミッテッド・シリーズとして制作・公開された「ホワイト・ロータス」ですが、好評を反映し新シリーズが制作されました。アメリカでは間も無く配信されるようです。次の「ホワイト・ロータス」の舞台は、イタリアのシシリーです。ちょっと楽しみです



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