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冷蔵庫を買い替える方の参考になれば〜比較検討の結果、これまで同様の東芝製

食洗機に続いて、冷蔵庫も買い替えることにした。食洗機とは異なり、冷蔵庫の方は稼働しているのだが、製氷機の後方に大きな霜がつくなど、気になる事象も出現していたからだ。

それも当然で、今の冷蔵庫は20年使っている。東芝製、片開きで幅約65cmの容量465リットルである。最下段が冷凍室、その上は左右に分かれていて製氷室と切替室。切替室は冷蔵にして、ワインなどの飲料を入れている。真ん中野菜室で最上段がメインの冷蔵室である。

20年の歳月を経て、冷蔵庫はどのように進化しているのか。メーカーそれぞれの特長はどうなっているのか、カタログを入手し、様々なインターネット・サイトを参考にした。家電購入の際の検討は、私の楽しみの一つである。

幅は置き場所の関係で65cm。これを条件に比較検討を行った。対象メーカーは、パナソニック、日立、三菱、シャープ、東芝である。便宜上、東芝と記載しているが、正式には東芝からスピンオフされ、中支系の美的集団の子会社となっている東芝ライフスタイルである。

最初に結果を書くと、東芝製のGR-V510FZというモデルとなった。“真ん中野菜室“のレイアウト、価格面での妥当性が決め手となった。

各社の特長だが、乱暴な言い方をすると、機能的には各社ともほぼ同じだ。幅65cmはほどんどが観音開きドア。チルドルームは、温度が切り替えられるようになっていて、野菜室は新鮮さを保つ工夫が各社施されている。左右に分かれた段は、製氷室とサブ冷凍室。このサブ冷凍室で、急速冷凍などができるようになっていて、冷凍保存を多用するようになった今のスタイルに合わせている。この枠組みの中で、さらに細かなアイデアで競っている。

こうなると、機能よりも冷蔵庫選びの一番のポイントはレイアウト。メイン冷蔵室の下、真ん中の段に何が欲しいいかである。冷蔵庫の冷蔵効率を考えると、“真ん中冷凍庫“とするレイアウトが合理的で、パナソニックの場合は幅65cmで“真ん中野菜室“モデルはない。日立三菱は両方のレイアウトを出しているが、日立の場合、“真ん中野菜室“モデルは容積が500ℓ未満で消費電力が大きい。東芝は、過去から一貫して“真ん中野菜室“モデルをメインにし、販売戦略上も野菜室に力を入れている点を協調、私はそれを“良し“と考えた。

妻は最初は“真ん中冷凍庫“でも良いと言っていたが、いぜ販売店で実物を見ると、“真ん中野菜室“の方が使いやすいと判断した。当然で、最下段よりも真ん中の方がモノを取り出しやすく、我が家のように、さほど冷凍した食材・調理品を使わない家庭にあっては、野菜の出し入れの頻度の方がはるかに高い。

次に、今回の比較で驚いたのは、値段の点でかなりの差があることだ。下の表は、今回の買い替えにあたって、6月初めに私が作成した表。候補となるモデルを比較したものである。「量販店価格」の欄をご覧頂くと、まず三菱は驚くほど高価なことが分かる。この時点で脱落である。

また、高価な最上位モデルには、冷蔵庫カメラ(日立)、スピーカー(東芝)など、本質的ではない機能がついているケースがある。また、パネル(扉)の材質による価格差もあるようだ。

「価格.com」の欄は、同サイトによる最安値を入れている。量販店の場合、ポイントがつく場合が多いので、10〜20%程度は差があるのが通常だが、三菱や日立の一部の機種は大幅な乖離がある。冷蔵庫は搬入の問題があるので、大型量販店で買うことが多いと思うが、ちょっと印象が悪い。

尚、パナソニックは私が買った量販店ではポイントがつかない。また、安売店に商品を流していないようで、「価格.com」の値段は量販店での販売価格と同じである。不思議に思っていたら、「パナソニックは、白物家電において販売店での値下げを行わない製品を拡大している」というニュースを目にした。メーカーの姿勢として、真っ当な気がして好感を持ったが、いかんせん“真ん中野菜室“がない。

ということで、上記の通り東芝製に決定。下の表の価格からさらに1割ほど値引きしてもらい、土日の特典で20年保証が無料でついた。我が家は2階がリビングなのでクレーン搬入となり、搬入費用が通常以上に発生(3万円強)などドタバタはあったが、無事に設置されたのだった。

尚、東京都では省エネルギー性能が高いエアコン・冷蔵庫などに買い替えると商品券等に交換できるポイントを獲得することができる。(東京ゼロエミポイント)容量501ℓ以上の冷蔵庫の場合、26,000円相当のようだ。こちらの手続きも忘れずに


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