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横須賀散策紀行 (田浦~猿島)

9月某日、横須賀の土地に足を踏み入れていきました。
今回は、いつも降りてる横須賀駅ではなく、1駅隣りの田浦駅から横須賀方面に向けて散策開始します。


城の台砲台跡

田浦駅から西の台地に設置されていた旧日本軍の砲台跡。地元では「しろんだ」と呼んでいるとか。
この台地の全域に高角砲2基、レーダー1基、洞窟式の 弾薬庫、兵員室、指揮所などが築かれていました。終戦後に米軍に破壊されて、建物があった痕跡を残すのみになっています。
このような砲台跡は浦賀水道をはじめとして、幾つか点在しております。
実際に足を踏み入れようとしましたが、藪が生い茂っていて道が分からない状態だったため、散策は断念しました。
生い茂ってない冬季に機会があれば、再度行ってみたいと思います。

比与宇トンネル

丘で分断された自衛隊基地を繋げるトンネル。
かつては戦前まで田浦駅(JR)構内からの軍事用引込み線のトンネルでした。周囲一帯は弾薬庫とその施設で、弾薬の積み降ろしは、このトンネル内で行われていました。現在軌道は廃線となっていて、レールは殆ど撤去されています。
トンネル内は比較的に薄暗く歩道が狭いため、明かりが要る印象でした。
いわくつきの噂()は無いのでご安心を。

安針台公園

横須賀本港を一望できる高台の公園。サムネ画像はここから撮ってきました。
運が良ければ、原子力空母のロナルド・レーガン等が停泊しているのが見えるかも。
ただ、撮影ポイントのフェンスが高いので、三脚の使用は推奨です。

ヴェルニー公園

横須賀駅を出てすぐの公園で横須賀の玄関口。
ヴェルニー氏の功績を今に伝えるヴェルニー記念館、里帰りした戦艦陸奥の主砲砲身、近代遺産ミュージアムといった施設が点在していて、対岸の米海軍基地も含めて横須賀そのものを縮図したような場所になっています。

どぶ坂通り

汐入駅より東にある通りで、横須賀米軍基地の入口に隣接する立地なだけにどこかアメリカン溢れる雰囲気が漂います。
ヨコスカネイビーバーガーを名物にして、米軍基地で着ていた制服を横流し販売している店や、米国の雑貨品が販売されている家具店、所々になびく星条旗と、米国にいるかのような雰囲気を味わえます。

三笠桟橋~猿島

三笠公園から出てすぐの猿島ビジターセンターで乗船券を購入することで、猿島に上陸することが出来ます。
東京湾唯一の天然島で、3つの海堡(海上要塞)と合わせて防衛線として活用されていました。
弾薬庫や兵舎の地下施設、フランス積方式のレンガで出来たトンネルといった明治時代の痕跡を残しております。
猿島散策ツアーを申し込んでいれば、施錠された弾薬庫内に入れて中を撮影できるとか。
日蓮洞窟やオイモノ鼻といった見どころもありますが、令和元年の台風被害で2023年現在も立入禁止となっております。
猿島西側の砂鉄の浜はバーベキュー用具のレンタルがあり、食材だけ持ち込んでバーベキューを楽しむことができます。(猿島でやる必要があるかは置いといて)

ベイサイドキッチン

昼食で一度、コースカベイサイドストアーズまでに戻ってきて、海自カレーの食事を食べていきました。
海上自衛隊が使用している食器を使って、よこすか海軍カレーや横須賀海自カレーが食べられる護衛艦式ビュッフェレストランです。
メニューは税込1980円で90分間カレー食べ放題のメニューと平日限定のよこすか海軍カレープレート税込1480円となっております。
更に2月平日限定で海上自衛隊はちじょうポークカレープレート税込1580円、松島航空自衛隊のり空上げ2個税込200円とお手頃価格でご提供されます。
店内の雰囲気もダークグレーを基調とした軍艦の雰囲気が感じられ、潜水艦が配置された席はまるで、作戦室を連想します。
平日限定のカレープレートの時点でお腹いっぱいの満足感を得られますので、横須賀に足を運んだ時に立ち寄ってはいかが?

記念艦みかさ

昼食を済ました後、再び三笠公園に行き、記念艦みかさに乗艦。
日本海海戦でバルチック艦隊と対峙して歴史的大勝利を収めた史実は、今日も歴史の教科書に記載されております。
戦艦三笠の詳しいスペックや日本海海戦の話は近日中に補足解説を入れていくとして、三笠の展示について簡潔にまとめます。
後部艦橋の通信室ではモールス信号の展示をしており、実際に触って鳴らしていくことができます。
階段を降りて艦内に入ると、日本海海戦での出来事をVRで視聴するコーナーや、三笠の操艦を体験できるコーナー、実際に東郷平八郎司令長官が身に着けていた軍服や装飾品といった日本海海戦にまつわる展示品が常設されています。

おわりに

記念艦みかさを見た後、横須賀駅に徒歩で戻り散策を終了しました。
城の台砲台だけは行き着くことは断念しましたので、機会があれば再度訪れていきたいと思います。
また、日本海海戦や海堡の話は後日改めて補足で解説を行っていきます。
このような流れで散策紀行を綴っていきますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
ここまでの閲覧ありがとうございました!
そしてまたいつか来ます、横須賀!!


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