小学生の頃、お父さんのおさがりでもらった自分だけのPCに、原稿用紙ソフトを入れた。 10行書いた。 気づいたらそのPCは、当時流行っていたアメピグをこっそりやるための機械になっていた。 そんな私がすくすく育って10年。 再び筆をとる（というより文字を打つ）ため、ゾウさんより重い腰を上げました。 私と言葉 バンドを始め、創作をして人前に出すということを本格的にやるようになってから、 私のiPhoneのメモ帳にはとにかく思ったことや考えたこと、感じたことを乱雑に書き殴
時間の価値って一つじゃない 注射の10秒はあんなに嫌で長く感じるのに 友達と話してる5分は楽しくて短すぎたり 朝の10分は準備するのに足りなくて困ったり だから時間に追われずとも楽しくて短くかんじる時間が少しでも多い人生ならいいのになって思う そしたら退屈しないままはやく死ねるんじゃないかな でも私たちが持つ時間の概念って、そうやってすごく相対的で 注射の10秒を知ってるから友達とか恋人との5分が短く感じるのかもしれないなとも思う そもそも時間って優しくないから私は嫌い
約4年ぶりに、父方の実家に帰省してきた。 場所は山形、その先に村があるとは思えないような一本道をずっと行くと、ばあちゃんちがある。 昔は100軒ほどあった家も今や40軒ほどになっているらしく、山奥でじさまとばさまたちが、誰が生き残るかのバトロワを繰り広げているようだ。 4年も経つと村の様子はかなり変わっていた。 小さい頃には菓子が食べたい、アイスが食べたいとばあちゃんにねだっては、二人でこっそり買いに行ったお隣のお店も、そこんちのばあちゃんが亡くなった後、家を取り壊して跡
私はどうやら、生物学的に言うとヒトであるらしい。 その根拠が学説としてどう説明されるのかは知らんが、少なくとも自分という個体がヒトであると自己覚知している点で既にヒトであるということは証明できる気がしている。 その上で私は人間でありたい。 なぜ私が「人」と「人間」の違いにこだわるのか。 そんな話をしようと思う。 私にとって人間とは、人と人との「間」を持ち、それを大切にしていることをいう。 人類の起源については様々な説があるし、そこにはあまり興味がないので割愛するが、
私を主人公にしてくれる音楽が好きだった。 それはただの帰り道も、そこを通る野良猫も、切れかけたふつふつの電灯さえ、私のためにあるかのように思わせてくれた。 それが真実かなんてどうでもよかった。 たどり着いた信号に足を止められても、乗ろうとしたバスに置いて行かれても、全てが私のものだった。 そうしていくうちに、こころに空いた埋まらない虚無も絶望も、いかにも誰にも渡し難い、私だけのものとなった。 ぬかるんだ細かい砂利の上を歩いた。 心の置き場が見つからない。どうしようもなくな
このトップの写真、 先日高円寺でとあるハンドメイドアクセ、ジュエリーを販売している、とっても素敵なお城でお迎えしてきたとっても素敵な「人形標本」ネックレスです。 あなたはこのネックレス、かわいいと思いますか？ 私がかわいいと言われたい理由は、そこにあるのかも。 まず最初に断っておきたいのは、 この話の主語をでかくする気は全くありません。 「ウチの彼女がネイル変えても褒めてくれないって怒るけど、褒めてほしい理由が分からんのよなぁ」 とか、そんなこたぁ私の知ったこっちゃ
