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私がかわいいと言われたい理由



このトップの写真、
先日高円寺でとあるハンドメイドアクセ、ジュエリーを販売している、とっても素敵なお城でお迎えしてきたとっても素敵な「人形標本」ネックレスです。


あなたはこのネックレス、かわいいと思いますか?

私がかわいいと言われたい理由は、そこにあるのかも。




まず最初に断っておきたいのは、
この話の主語をでかくする気は全くありません。

「ウチの彼女がネイル変えても褒めてくれないって怒るけど、褒めてほしい理由が分からんのよなぁ」

とか、そんなこたぁ私の知ったこっちゃないです。
あなたの彼女はあなたの彼女なのでちゃんとご本人に向き合って聞いてみてください。ここに書いてあったから同じってことにはなりません。

あくまでも、私が、ほしちゃんが、かわいいと言われたい理由。です。

あなたの大切な人の代弁も、女の子の代表もする気はないし、する権利も義務も私にはありません。

ですが、

「なんで私の彼氏はネイル変えても褒めてくれないの?私の気持ち分かってよ、、、!」

のお手伝いはできるかもしれません。

もしもあなたが、私がかわいいと言われたい理由に、「私もそうだ!この気持ちだからだ!」と思うなら、
どうぞこれを彼氏さんに見せて、私はこういう気持ちなのだと代弁に使ってください。
第三者の代弁はできませんが、あなたの代弁にはなるかもしれません。

なんないかもしんないけどね。



さて、前置きが長くなりましたが、

まだまだ本題に入る気はありません。

なぜなら本題に入る前に、少し私についてあなたに知ってもらう必要があるからです。


まず、私を知っている人はここ最近の私の顔や服装、スタイルを思い出しておいてください。

知らない人は、この話において実際の私の容姿はそんな関係ないので、あなたがかわいいと思う女優さん、タレントさん、アイドルなどを思い浮かべといてください。できれば、「この人は自分の容姿に特段の不満は持ってないんだろうな」と思える人にしてください。
私ならエスパのウィンター。マジでかわいい。

では私の話に戻ります。

実は、
今そこに思い浮かべている人、
昔は今よりずーっとブスだったんです。


こいつぁーなにを言ってんだとお思いかもしれませんが、
小中学生のときは今より10歳ぐらい老けてましたし、高校、大学も今よりよっぽど芋だったと思います。
いじられキャラ的な立場になったときには、
よくブスと嘲笑われることもありましたし、
自虐ネタとして自分で自分の容姿を悪く言うこともありました。

今、あなたが思い浮かべている私の容姿をかわいいと思うかどうかは知りませんが、
以前よりよっぽど私自身が好きな、かわいいと思える容姿になっているわけです。

ではなぜそんなに容姿が変わったのか?

答えは簡単。

めっちゃ努力したからです。


具体的にどんな努力?と気になる方もいらっしゃるかも知れません。
メイクやヘアセットの練習をしたり、センスを磨く勉強をしたり、埋没(二重の整形のこと)にお金をかけたりといろいろありますが、
別に具体的な中身はそんなに重要ではありません。

私は、「自分がいいと思える自分にできる限り近づける努力」をしてきました。

少しでも自分を好きになりたい。
そういう単純で強い理由から、できることはやってきました。

もちろん、まだまだ理想通りとはいきませんが、やっとこさギリギリ合格ラインを超えるようになってきました。

今では、出かける準備をしたり、美容院に行ったり、マツパしたり、スキンケアにかける時間は、
自分に魔法をかけている時間です。
楽器を弾くのに管理がめんどくさいのでネイルはしませんが、楽器やってなかったらめっちゃサロン通ってると思います。

この魔法はとっても強力で、傷つきやすい心を守ってくれます。
魔法がかかっていると、何か嫌なことがあっても、「いやまあ私かわいいし」で全てが済みます。アホみてーだけど適度なアホは必要なわけです。
これを人は自信と呼ぶそうです。

また、この魔法はとっても繊細で難しくもあります。杖ちょちょんと振って呪文唱えればいいってもんじゃあありません。
3年間フジミソウの汁に漬けたトカゲのしっぽと、危険な山にしか生息しないピロピロの実と、高貴な男爵からバレずに取ったヒゲが7本と、旬な食材5品を6時間かけて煮込み、満月の夜に混ぜながら呪文を唱えてやっとこさ完成するスープを飲むくらい、
手間がかかります。
魔法っていうより魔術かもしれない。

けれど、そうやって手間をかけることに意味があるように思います。
その手間は一見、他人には到底理解し難いものかもしれません。
それでも、
アイラインが0.5ミリ上に跳ねるかどうかで、
着ようと思ったワンピースと靴下が合うかどうかで、
その日のコンディションが変わったりするわけです。

この魔術が身につけば、あとはもう時間をかけた分だけ自信にしていくことができます。

努力の結果、魔力を持つようになり、そのおかげで気持ちを強く持って外に出ることができるようになりました。

ここまでは世の中の主語がでかい女性たちが声を大にして言う、
「女の子は自分のためにお金をかけてかわいくしてるのよ!」
と、そう変わりないかと思います。
実際私もその自覚はあります。

自分のかわいいと思うものを否定されても、基本的にはうるせえだからなんだバーカ!と思いつつそこまで気にしません。

でもそうもいかないときが、こまったことに起きるのです。



それは、
「好きな人に自分のかわいいを認めてもらえなかったとき」
に、起こります。
好きな人と言っても、恋愛的な意味ではなく、自分が自分の周りにいてほしいと思う人です。ようは私が懐いている人たちみんなのことです。

もう少し厳密に言うと、
「好きな人に私のそれまでの努力を否定されたとき」
「私のかわいいと思う感性と、あなたのかわいいと思う感性が同じであってほしいのに、違っていたとき」
の2つがあるように思います。

「好きな人に私のそれまでの努力を否定されたとき」
これは言うまでもないでしょう。それまでの努力を否定されたり、無駄だと言われると悲しくなります。これは男女問わず、そういう気持ちは持ったことある人が多いのではないでしょうか?
結果だけで判断しないでってやつですね。

私は好きでもない人に否定されるくらいではへこたれません。だって私に必要ないもんそいつ。
でも好きな人に否定されたら、悲しくなります。
あ、好きになる人間違えた、と思います。
この場合、私の思うかわいいに同調してほしいわけではありません。
ただ、「なるほど、ほしちゃんのかわいいはそれなんだね」と私の思うかわいいがそこにあることを許してほしいと思います。

というか、かわいいとかいう概念に限らず、その人をその人のまま受け入れるという姿勢は私自身が心がけていることです。
なので私の周りにはそういう人たちがいてほしいと思っています。
その人のまま受け入れることができない人ということを受け入れた上で、そういう人には私の世界に入ってきてほしくないわけです。

そういうときは、好きになる人間違えた、と思って私の世界から出ていってもらえればそれで解決です。そちらはそちらでどうぞ幸せにお過ごしください。


「私のかわいいと思う感性と、あなたのかわいいと思う感性が同じであってほしいのに、違っていたとき」

こいつが少し厄介です。

これは、かわいいに限らず、
「同じような感性を持っていてほしい」
もしくは
「私の感性を積極的に認めてほしい」
と思うほど、
私がその人に懐いている、ということです。
ようは会ったらしっぽ振っちゃうくらい大好きな人たちってことです。

私のこの枠に入るのはとっても難しいです。
基本的に誰でもウェルカム体質なため、逆にものすごく人を好きになるのには時間がかかります。
むしろ上記のような性質を持っているから、それほど私が好きになると言ってもいいです。

だからこそ、そんな大好きな人に私のかわいいを否定されたらもう大変です。
地の果てまで落ち込んで気づいたらブラジルです。サンバで元気出すしかありません。

これが、私がかわいいと言われたい理由です。

間違ってた!とか、否定された!ってならないために、日頃からかわいいと言われたいわけです。

私はよくバンドメンバーに、
「今日の私かわいくない?!」と半ば無理やりかわいいと言わせています。
私のかわいいの感性を認めてほしいあまりに何度も言っちまいます。
この間は今日のかわいいポイントを全部当てられたら奢るよゲームとかしてました。
(一人はあともう1ポイント、一人には途中で飽きられ、一人には相手にされませんでした。かなちい。)
いつもそれに付き合ってくれてありがとう。




回りくどくあーだこーだ言いましたが、
ようは
「好きな人には自分がかわいいと思ってる自分に気づいて褒めてほしいー!だって好きな人と『これイイね』と思うポイントが同じだったらうれしーじゃん!」
です。

たくさん努力した分、その時の私は私のかわいいポイントの詰め合わせなわけです。メイクも髪型も服もアクセも、気持ちも考え方も全部そうです。
男女限らず、これからもかわいいと思ったら迷わずそれかわいいねと言ってください。イイねと思ったことはイイねと言ってください。
めっちゃ喜びます。よろしくお願いします。


ところで、冒頭のネックレス、かわいいと思いましたか?
思った人はきっと私と感性が合うので、こっそり教えてください。


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