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ミスが多い人はTODOをつけるようにしましょう - ミスしない大百科

こんにちは、佐藤@読書好きプログラマーです!
「無駄な知識など存在しない」をモットーに日々雑多に色々な本を読んでいます。

さて、今回はミスしないためにTODOをつけようという話をします。

今回は、以下の本を読みました。

人はミスをする生き物です。なので、ミスすることを当たり前で注意するという根性論で解決しても意味がなく、人の手ではなく機械を使ったり、リマインダー等を使って思い出す頻度を増やしたり、仕組みで解決しなければなりません。
この本は具体的にどのような仕組みを作ればどのようなミスが減るのかが大量に記載された本となります。


では、人がミスする原因はナンでしょうか?
ミスする原因には色々ありますが、多くはワーキングメモリが小さいことによる記憶溢れが原因です。

人はワーキングメモリという一時記憶を使って作業をしています。
ワーキングメモリは人によって容量が決まっており、何かを新しいものを記憶したいなら別の何かを忘れなければならないと考えてください。なので、Aという予定がある状態でBの作業を始めると、Aという予定があることを覚えているワーキングメモリがBの作業により追い出されてしまうため忘れてしまうことになります。これがうっかりミスが起きる要因ですね。
ワーキングメモリの容量は人によって異なりますが、一般的には7個程度の数字を覚えるのが限界と言われています。これほど小さなワーキングメモリしかない状態でマルチタスクをすると、注意すべきことややらなければならないことがどんどん抜けていくことになります。

人のワーキングメモリの容量は訓練で増やすことができますが、なかなか時間がかかります。
では、すぐにワーキングメモリを増やすことは出来ないのかというとそんな事はありません。外部メモリをワーキングメモリとして利用することで、ワーキングメモリを増やすことが来ます。

外部メモリというと大げさですが、要はメモです。
頭の中で頑張って記憶すれば、記憶しているだけワーキングメモリが無駄に使われてしまいます。これをメモに記載すれば覚えておく必要がありません。メモによって空いたワーキングメモリは作業に使えるため、結果としてミスが減るという仕組みです。メモの媒体は紙でも電子でも良いのですが、今後の予定なのであればTODOアプリを使用することをおすすめします。
理由は、予定の見える化です。

人は見えないものに不安をいだきやすい性質があります。なので、頭の中にだけ存在するタスクは目に見えていないために過大評価しがちです。
たくさんのタスクを抱えていて目の前のタスクに集中できないと思ったときはすべてのタスクを書き出してみてください。自分が思っているよりも案外タスクは少なかったります。
悩みや不安が頭の片隅に残っていると、そこが無駄にワーキングメモリを使ってしまいます。ワーキングメモリが減った結果ミスが増え、ミスが増えると悩みが増えますますワーキングメモリが減るという悪循環が起きてしまいます。
これを避けるために今すぐにでもTODOをつけて自分の予定の見える化を行い無駄に使われているワーキングメモリを開放してあげるべきです。


まとめると、これからやるべきことをTODOリストにつけると以下の利点があります。

・予定を覚えるためのワーキングメモリを作業に使うことで効率UP
・タスクが見える化されたことで目の前の不安が減って効率UP

この2つの利点のおかげでミスが減ります。
TODOはアプリを使うとリマインダ機能等で予定を忘れる心配も減るため一石二鳥だと思いますが、物理媒体のメモ帳でも問題ありません。重要なのは自分の頭で記憶しようとせず、外部メモリに吐き出して頭をスッキリさせることです。ワーキングメモリをフルに使える状態で作業を行えば、きっとミスは減ることでしょう。


ここでは、ワーキングメモリに特化して書きましたが、この本には効率の良いパソコンのフォルダ構成や、リマインダの有効活用方法などほかにも色々なミスを減らす仕組みが記載されているので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか?


最後まで読んでくれて嬉しいです。
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