見出し画像

《Tigers Training DAYS》ポテンシャルはタンザニアNo.1?。

タイガースについてはだいぶご無沙汰になってしまいましたが…。

その日は、連絡の行き違いで練習はわずか3人

というのも、その前日の深夜に代表のシセから連絡があり、「ベースボール5のチュニジア代表の関係者が練習を見学したいから11時から来られるか?」とのこと。

そのメッセージを次の日の午前中に見たのです。

その日は朝からソフトボールの練習をしていたので、電話もかかってきてたのですが、出られず。

練習後にメッセージ送ったんですが、その時に前日の深夜2時くらいに連絡が来ていたことに気付き「明日ってもしや今日の事を言ってる?」と思って「ごめん今日のこと?今?」と聞いたら「maybe but tomorrow」という良く分からない 返事が来たので、必殺翻訳アプリに聞くも良く分からず(どなたか意味わかる方いたら教えてください!汗)…とりあえず明日行くよとだけ伝えました。

それから返事がこなかったので、翌日11時にグラウンドへ行くと…



誰もいないじゃん!!!


そこでシセに連絡したところ、チュニジアのコーチが来たのは昨日だと。
終いには何故そんな早くグラウンドに来たんだと聞いて来る始末(笑)
だから!明日行くよって昨日言ったでしょう!!!

と、まぁそんな感じでこの日は2人しかこないよ、と。

今タンザニアでもガソリンの値段が高騰しておりまして、ダラダラというバスを使った一般的な交通手段を使って来る選手が多いのですが、それで2日続けて練習に来るのは金銭的に苦しいメンバーが多いと。

交通費の問題は彼らだけではなく、市民にとっては死活問題で、その話は自分の耳には入っていました。
なので、この件については問い詰めるつもりも何もありません。

逆にこういった中、しかも前日に練習しているにも関わらずこの日も来てくれる選手がいる。
それだけで僕は充分です。

その選手たちのためにやれることをやろう!と。
せっかく来てくれるので、何か持って帰ってほしいですからね。

嬉しい事に2人と聞いていたのですが、最近入ったばかりの選手(名前がわからなーい)が来て3人で練習しました。
この選手、かなり遠いところに住んでたような…まだ初心者の子なのですが、こうやってまた来てくれて嬉しいです。

この日はキャッチボールバッティングだけ。

その代わり、普段は時間が限られているためあまり細かく教えられないのですが、この日は投げ方や打ち方について、少し細かいところまで話をしました。

特にこの日来ていたヨアキムという選手。

手足が長く身体能力も高い、おそらくこれぞアフリカの選手!と思わせてくれるような選手。

しかし投げ方や打ち方にちょっとしたクセがあります。

クセと呼んでしまえば、マイナスに聞こえるかもしれませんが、これは個性でもあると思っています。
なので、今まで個人的に引っかかっていた部分を言うか言うまいか迷っていましたが、この日はそのことについて話してみました。

投げる時はちょっとサイドスロー気味に投げるので、ノックとかしてると送球が逸れることが多いです。
それと肩痛めるんじゃないかと心配してしまいます。

打つ時は、いつもインサイドを苦しそうにスイングしています。
というのも、投手側から見ると、トップの位置が肩のラインと同じ位置にあるため、バットが出にくい状況を作っています。
それとインパクト時の手首の使い方についても話し合いました。
いいスイングをするのですが、フォロースルーが少し中途半端な気がしたからです。

ヨアキムはとても才能のある選手だと思います。そして何より凄くマジメな選手です。

なので、僕の指摘したことは全て直そうとするのではと思っています。
それが逆に彼の良さを消してしまうのではないかと不安だったので、これまで何も言わずにいました。

けどヨアキムも僕自身も挑戦することが大事なのでは?と思いました。

本人とはよく話し合いながら、一緒に合う合わないを見極めながら、選手として成長していく手助けが出来ればと思っています。

ここだけの話ですが…

ポテンシャルだけでいえば、彼はタンザニアで1番なのでは?と思っています。
見ているだけで本当に楽しみな選手です。

いつか日本の皆さんに直接見てもらえる日が来れば嬉しいです。


バッティング練習中のヨアキム。向上心の塊です!

本澤


前の記事➤《Tigers Training DAYS》サッカー場。

Twitterアカウントはこちら
↓野球&トレカ
@honzawaseball1
↓本澤の日常
@hon361313

ちょっとマニアックな野球ブログ
「本澤雄太の野球ブログ。~野球の伝道師になりたい~」
https://honzawarldblog.com/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?