新型コロナウイルスに効果なし?それでも、私がマスクをする6つの理由
※2020.03.12時点の情報です。
新型コロナ、早くおさまって〜と思うのはもはや全国一億数千人、いや全世界数十億人の願いといってもいいのではないでしょうか?
WHOのマスクに対する見解
WHOが言うには「マスクもいいけど、手洗いと顔や目を手で触らないよーにね」とのことです。
WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏も二十八日の記者会見で「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と強調。安心感を得たいとの気持ちは理解できるとして「マスクをする人を批判するわけではない」とした上で、手洗いの励行や、顔や目をむやみに手で触らないといった衛生上の注意点を守ることこそが「最も効果的だ」と言明した。
マスクがついに通貨に!?
マスクが通貨になった世界を描いた映画のトレーラー風パロディ動画。賛否両論あるかもしれませんが、鋭く風刺しつつ笑える内容(そして最後のオチはきちんと啓蒙的)。
▼元ネタとなった映画名を含む解説ページはこちら▼
マスクの高額転売も
こちらは実話。ネットオークションで「ホッチキスの替え芯1万円」という闇転売まで発生しているようです。
新型コロナウイルスとマスクの関係性
閑話休題。新型コロナウイルスについて、空気感染リスクは低いと言われています。
2月25日発表の政府の基本方針の中にもあるように、一般的な状況における感染経路は飛沫感染、接触感染 であり、空気感染は起きていないと考えられる。
マスク着用方法やウイルス付着とその後のマスクの取り扱い方によっては感染リスクがあるようです。飛沫感染を避けるために咳エチケットとしてのマスク着用が有効、接触感染を避けるための手洗い・うがいも励行されています。根本的に人の接触を減らすために、学校は休みとなり、テレワーク・時差出勤、イベント自粛なども勧められています。
新型コロナウイルス感染に対する予防効果
「新型コロナウイルスにマスクは効果なし」とする専門家の意見もあるようです。実験を通して得た証拠を元に出している意見でしょうから、一般的に信頼に足るものでしょう。マスクと感染の関連性に関する研究自体には、大きな意味と意義があるものと信じています。
しかし同時に「鵜呑みにはしたくない」とわたしは考えるのです。一般的に研究においては、一定の条件の元で “ある要素の条件” だけを変えて 結果を比較します。その条件は十分に実際の状況に適用できる条件かどうか。よく見極める必要があります。
「日本・首都圏の満員電車で通勤・通学する老若男女の日本人について、無作為に○○日間マスクを着用した群としない群に分け、COVID-19に感染する/しないを数千人〜数万人について観察する」などという実験は、とても成立し得ない条件です。
日本人の遺伝子性向と抵抗力・免疫力、季節を考慮した気温・湿度、特殊な生活環境に置かれた期間と精神状態、日本の電車の手すり・つり革・改札に使われている材質上でウイルスが生き延びる確率的期間...など多種多様な要素との相関関係を正確に出すことは、データの質量の点でも、道義上も不可能でしょう。
仮に「マスクには感染予防効果がないんだよ」と言われたとして、それでもわたしはマスクを着けたい。着け続けます。
立場も内容も違いますが、「あらゆる手段を講じる」決意がある点でCDC所長のロバートとわたしの思いは同じです。
「米国人を守る対策が少なかったことで責められるより、過剰なまでの対策発動で批判された方が良い」米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長
効果がないと言われても、なぜマスクを着けるのか?
さて本題です(やっと)。なぜわたしはマスクを着けるのか? 以下、個人的な意見としてお楽しみください。(※むろん効果を保証するものではありません)
1. 自分がCOVID-19に感染していた場合に、広める確率を抑えられる
苦しんで死ぬリスクのあるウイルスに感染するなんてまっぴらごめんです。基本的に避けたいもの。しかし、ウイルス感染に気がつかず、自覚症状がないまま持ち運ぶキャリアとなる可能性は、誰であれ0にはできません。そして万が一 感染したとしても、マスクをしていれば咳やくしゃみなどをマスク内に抑え込むことができます。周囲へうつす確率を減らすことができます。なので着用しています。
2. のどの保湿になる
マスクなしでのどや気管支が露出するよりも、粘膜の乾燥ダメージを抑えられると考えています(冬の太平洋側に住むある日本人の意見)。
3. 気持ちの問題
マスクつけていると、なんとなく安心ーー。「なんとなく」で意味あるんかい、という声も聞こえてきそうですが「病は気から」とも言う。油断はよくないけど、安心感は大切。
4. 温かい...
例年通り、冬はいつも防寒で着用しています。新型コロナは関係ありません。
5. 単に花粉症...
例年通り、春はいつも花粉症対策で着用しています。新型コロナは関係ありません。ただし、たまに出る くしゃみ には例年以上に気を使います。
6. 手作りマスクの柄を楽しむ
「こんな閉塞感あふれる毎日、ストレスにやられて免疫力を落とすのはもったいない。少しでも前向きになれないかなぁ?」ーーその答えの一つとして、”手作りマスクの柄を楽しむ” ことを挙げたいと思います。
一般的な不織布マスクは白が大半。少し前に黒が出回るようになりました。しかし、洋服のようにさまざまなカラーや柄のバリエーションはありません。マスクに色柄なんて必要ないことかもしれません。でも、服を選んで気持ちが上がるように、マスクを選んで気分が上がるなら、決して無意味ではないと考えています。和柄のやつとか、カッコイイです。
参考情報
多様な視点でバランスよく情報を載せている記事をご紹介します。ご参考までに。
「症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ程度に考えるべき」。今回、取材した専門家の1人のことばです。元にマスクが無いならば、あまり気にせず、手洗いや睡眠をしっかりとって体調を整えておくなどの対策に力を入れるのがいいと考えられます。
新型コロナウイルスとは関係ないですが、伊達マスクを使う動機アンケート結果。「スッピン隠し」「顔が隠れる安心感」「肌の保湿」などの理由(2017年の記事アンケート)。なるほど、そうだったのか。
さいごに
以上、マスクを着用する個人的な理由を紹介してきました。あくまで個人的な理由です。自分で情報を取捨選択し、これぞという方針を立てつつ冷静に対応したいものです。
本当は「3つの理由」としてまとめたかったのですが、まとまらなかった...ので書き散らしました。私は6つありましたが、さて、みなさんはいくつ 着ける/着けない理由がありますか?
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