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空回り婚活記:第3話 恋愛黒歴史編 30歳目前の焦り・退職・引きこもり

ついに女性の多くが悩むという魔の29歳に、恋愛に関する一切の進展がないまま突入します。そしてもちろん進展がないまま30歳を迎え、他にもいろいろ人生について考えた結果、新卒で入った某一部上場企業を退職し、そのまま転職もせず奈良→岡山→徳島→香川→沖縄へと転々とする人生を送ります。まさに「人生の迷子時代」
それはそのまま、恋愛迷子の時期でもありました。まあこちらは35歳までの人生ずっとそうですが。

ということで、黒歴史編その3スタートです。

結婚目標年齢の書き換えを繰り返す

最初は「25歳までに結婚」という目標を立てていたのに叶わず、30歳まで目標を伸ばしました。でも、5年なんてあっという間。相変わらず彼氏が出来ず、気持ちばかり焦る一方でした。

心理学の恩師の一人からは「恋愛でうまくいかせるコツはさっさと白黒つけてダメだったら次にいくことだ」と言われましたが、本当にその通りだと思います。適齢期なんてあっという間です。にもかかわらず20代後半は引っ張りました。

一つは職場が一緒だったということと、もう一つはどうやら恋愛の形は「好きになる→告白」だけではないらしいという知恵を中途半端につけたことが原因だったように思います。というのもその頃「男性に追わせる方が恋愛はうまくいく」とか「男性に告白『させる』ように振舞うのが良い」などという知識を仕入れ、「(好きな)男性に告白される女性」に憧れたように思います。

ついでにそこから「好きな人に告白されて結婚していく人が世の中にはたくさんいるのにそれが無い私はダメな人間だ」という負の思考に陥ってしまったりもしました。


30歳前後で結婚していく友人も多く、それも焦りに拍車をかけていたように思います。29歳6か月からの半年が特に一番落ちていました。

そのころ職場の方でも楽しかった仕事が終わり「本当にこの仕事を続けたいのか」と悩み動けなくなた時期と重なったこともあり「仕事も恋愛もダメな自分はもう生きてても仕方ないんじゃないだろうか」とお風呂やお布団で毎晩のように泣いていたころもありました。

このままじゃ駄目だ、自分を変えなければと実家を出てシェアハウス暮らしを始め、そしてその3ヶ月後にはもう会社を辞める決断をし退職しました。

30歳の誕生日から5日後でした。

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